'06年04月07日(金)

ソフトオープン

天井の落ちた第3ターミナル(3/28付Inquirer紙)

フィリピンでしか通用しない英語で有名どころは、「CR」。Comfort Roomの略で要はトイレのこと。他にたまに聞く言葉にソフトオープンというのがあるのですが、最初は意味がよくわかりませんでした。

要するに開店したんだけど、全部オープンしたわけじゃないとか、まだスタッフも完全には慣れていないですよ、的な意味みたい。フィリピン以外のほかの国でも使う表現なんでしょうか。辞書には載ってませんし、エドの知る限りではなさそうなのですが…。もし知っている方がいたら教えてください。日本語で似た言葉を捜すと、部分開業とかが近いのかも?

いや、部分開業と言うよりは不完全開業かも?大きなショッピングモールなら、部分開業することもわかりますが、日本料理のレストランでも、「○月×日ソフトオープン!」なんてところがあるのはちょっと?ですね。日本人的な感覚からすると、「中途半端に開店するなよ!」と思いませんか。この「中途半端に開店します。」っていうのがお客を馬鹿にしているような気がします。少なくともソフトオープンならば全品10%オフとかにしたほうがいいんじゃない?

それでエドは日本料理店で「ソフトオープンですがよろしくお願いします。」なんて広告を見るとこの店に行くのはやめようと思うのです。でも、新規開店でなくても店員の入れ替わりが激しかったりして、いつもサービスレベルの全般に低いフィリピンでは、これは特にお客に失礼なわけではないのかも?

さて去年開港すると言われていたマニラ国際空港の開かずの第3ターミナルも、1日に数便だけ飛ばすような形で今年の3月31日にソフトオープン(?)する予定だったようですが、天井が落ちてきたとかで、延期になったようです。天井が落ちてきたから、工事を請け負った日系の建設会社に払う予定の補償金の算定にも影響があるとかないとか。

NAIAターミナル3の建物、撮影2005年

誰かが故意に天井を壊したのか、施工不良なのかわかりませんが、どっちでもいいから早いとこ新しいターミナルオープンして欲しいですよね。マニラに着いて古臭い第1ターミナルに降り立つとそこに勤務する職員の「千円、千円。」とか「気持ち、気持ち。」の片言の日本語の呪いのような呪文と相まってとっても暗い気持ちになりかねません。新しいターミナルで、できれば職員も入れ替えてオープンしてくれないかな。あ、今より悪くなったらどうしよう(笑)。

'06年04月07日(金)



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