'05年12月06日(火)

Puerto Galeraに行ってきました1

最近日記のネタがない…とばかり書いていましたが、日本から来た友人とこの前行った小旅行?の話をしばらく載せることにしたいと思います。とりあえずこれであと1週間くらいは日記のネタが持つかな?

さてどこへ行ったかというと、マニラから近いミンドロ島のリゾート地、プエルトガレラです。プエルトガレラと言っても日本ではあまり知られていないかも知れませんが、とっても簡単に説明すると、マニラの南約100キロくらいのところにあるバタンガスやダイビングで知られているアニラオの対岸のミンドロ島に渡った所にあるリゾートです。名前の由来は、スペイン統治時代にガレオン船が嵐を避けるため停泊したからだとか。ここはリゾート地といっても他の所、例えばセブやボラカイなどに比べて、ハッキリ言ってあんまりいいイメージをもたれていないのですが、それはリゾートだけではなく歓楽街のイメージもあるから。

エドもそういうイメージを持っていたのですが、でもマニラからも近いしフィリピン人のツアーガイドの友人は、ダイバーでもない韓国人の家族連れなどの団体を良くここに連れて行くそうです。実際にはそんなに悪いところではないのかも?ホテルのパンフレットとかも見せてもらいましたが、なかなかリゾートしてます。それで日本から来た友人と、友人のフィリピン人ツアーガイドにも同行してもらって行きました。

別にガイド君には同行してもらわなくても良かったのですが、彼も行きたそうだったし、普段いろいろお世話になっているので、慰労もかねて(?)連れて行くことにしました。ツアーガイドも同行するなんてとっても贅沢な旅?でしたが、1泊2日で食事やバンカボート借り上げ代なども含んで6000ペソ(約1万2千円)位。このツアーガイド氏は、お友達なのでガイド料は一日500ペソですが、彼の分の交通費などもエド達が負担しているから、それがなければ4000ペソ(約8000円)くらいになります。ツアーガイドに同行してもらう旅なんて、エドは初めて。本当は5人とか10人のグループに同行してもらうほうが一人当たりの負担も少ないからいいのでしょうが、バンカボートの借り上げなどの交渉で大活躍してくれたのでまあ良しとしましょう。

出発はエドの家を朝5時半の予定でしたが、少し遅れて友人とコンドミニアムの玄関に降りると、ガイド君は乗ってきたタクシーの中ですでに待ってました。「おはよう。悪いね、遅れて…。」と謝るエドに投げかけられたのは、「日本人いつも遅刻する、フィリピン人遅刻しない。」という、とってもきついジョークでした。うっ、いつもと立場が逆じゃないか。実は前回 Tiendesitas で待ち合わせたときも、オルティガス通りが混んでいて遅れて着いたのでこんなジョークを言われてしまったのです。

プエルトガレラへは、バタンガスまで車で行ってそこから船になります。エドの車でバタンガスまで行ってもよかったのですが、今回はバスに乗ってみたかったので、そのままガイド君が乗ってきたタクシーでパサイ市のタフト通り(LRTブエンディア駅の前)にあるバスターミナルに向かいました。

LRTブエンディア駅前のJAMのバスターミナル

バスに乗ってみたかったのには、エドの友人がバスでイフガオの棚田を見に行く予定だということもありました。いきなり、10時間以上のバスの旅行を一人でしてもらうよりは、バタンガスまでなら距離も近いしとりあえずバス旅行の入門編には良さそうということで乗ってみたのでした。

バタンガス行きのバスは多分日本の中古バス。でも違うのは座席の配列で、3席+2席の新幹線の座席みたいになっています。もちろん幅は新幹線ほど広くないので、エドたちは最初は3人がけの椅子に2人、後ろにガイド君とばらばらに座っていました。でもお客さんが後から空いた席にも乗ってきたので、ちょっと幅の狭い椅子に他のお客さんとギュウギュウ詰め。グループだったら最初から満席を見越して一緒に座っておいたほうがいいかもしれないですね。車内は空調が効いていて寒いくらい。ポロシャツだけしか着ていなかったエドはちょっと寒かったです。

バスの車内はこんな感じ(降車時の風景です)

この路線のバスは座席が指定なわけでもなく、その時点で次に出るバスに乗ります。シャトル便のように頻繁に出ていて、乗客がある程度乗ると出発。エド達が乗ったバスも乗車後20分くらいで満席に近くなり出発しました。出発までの間は物売りがひっきりなしに車内まで来るのでお菓子、飲み物や新聞などは乗ってからでも買えますよ。

エド達の遅刻のため、6時頃バスターミナルについてすぐバスに乗ったのですが、バスの出発は結局6時半近くでした。バスはところどころで乗客を乗せてからサウススーパーハイウェイに入り南下します。

サウススーパーハイウェイを降りてからは、乗降のためちょくちょく停まります。途中のトイレ休憩などはなしで、出発から2時間半くらいで終点のバタンガス港に着きました。フェンスの向こうにフィリピンには似つかわしくない(?)立派な港の施設が見えてきて、港周辺の立派な道路もフィリピン離れした感じ。日本のODAの匂いがプンプン漂ってくるところでした。

Puerto Galeraに行ってきました2 へ続く

'05年12月06日(火)



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