'05年12月30日(金)

ピナツボ温泉

年末年始の休みを利用して日本からきたお客さんとマニラの北にあるピナツボ山周辺を観光に行った話の続きです。Poracという街の火山灰に埋もれた教会は、ピナツボ山の噴火の被害の大きさを知るにはいい場所なのですが、観光地として整備されている訳でもないので、わざわざ見に行くにはどうかなという感じ。

その次に向かったのは、最近オープンした観光施設のピナツボ温泉。正式には、Pinatubo Development CorporationというところがやっているPinatubo Wellness Spaという所。以前韓国人がそのような施設をオープンしたとInquirer紙に掲載されたものを見たのですが、新聞の写真で見る限りではなかなか温泉っぽいし、砂風呂ならぬ火山灰風呂やマッサージもあるようです。それにここからピナツボ山への4駆でのツアーもあるようなことが書いてありました。最近フィリピンでは日本人より韓国人観光客のほうが多いですが、ここもまさに韓国人観光客向きに開発された場所のようです。

ただ新聞で紹介記事を以前読んだだけなので所在地が良くわかりません。アンヘレスの北にあるCapasという街からピナツボ山の方へ入って行った所らしい、ということまでは分かったので、近くまで行ったら運転手にいろいろ聞いてもらうことにして、とりあえずCapasに向かいます。

入口の看板

出発したのが遅かったので、アンヘレスの街からマッカーサーハイウェイをしばらく走りCapasの街に出るともう1時過ぎ。韓国人経営のスパなら美味しい焼き肉とかがあるかも?と思っていたので、まっすぐ行こうと思ったのですが、子供達はお腹が空いてそろそろ限界みたい。「お腹減った!」と騒がれる前にCapasの街のChowkingというフィリピン風中華のファーストフードで昼食をとりました。エドはビールと韓国風焼き肉のあとに温泉というコースを描いていたのでちょっと残念。

食事している間に、運転手が目的地への道を聞いてくれました。国道を少し北に行ったところから左に入ればいいようです。食べ終わって出発した頃から、少し雨がぱらつき始めました。今年は12月に入ってもずっと天気の悪い日が続いていたのですが、行った日も残念ながら例外ではありませんでした。

ピナツボ温泉?

国道から左に曲がり、突き当たりを右。ずっと走ると軍の基地みたいなものもあります。ピナツボ山は近くなのに雲に隠れて見えません。雨はやがて本降りになりました。途中何度か未舗装区間があったのですが、上の写真のような看板と瓦の乗った塀という韓国風の施設が見えてきました。

とりあえず入口脇の事務所でパンフレットをもらって値段を聞いてみると、4駆でのツアーは$25、温泉・マッサージ・砂(火山灰?)風呂は、それぞれ$10だそうです。新聞では4駆ツアーは$40で、フィリピン居住者向けのローカル価格があると書いてありましたから、この値段はローカル向け価格なのかも知れません。4駆ツアーは$25でランチまで付いているのでなかなかお得感があるのですが、ここの温泉だけで$10はちょっと割高な感じ。

大広間でのマッサージ

4駆ツアーで、火山の近くにある本物(?)の温泉に行くコースもあるのですが、着いた時は雨が強く降っていて4駆ツアーはちょっと行く気になりません。それで結局温泉に入って、ビールを飲んだだけで帰りました。温泉は借りたTシャツとショーツを着てはいる混浴。お湯は何となく温泉っぽい感じですが、源泉から運んできたのか温泉の元を入れた水なのかは不明?それに温泉の周りを他のお客がこちらを見ながら歩いていたりするので、何となくくつろげません。それでも風呂あがりに温泉脇のバーカウンターみたいな所でビールを飲むのはなかなかいい気分。マッサージは$10で1時間15分してくれるそうなので、温泉よりコストパフォーマンスがよいかも知れません。今度はぜひとも天気のいい日に来て、4駆ツアーで温泉行ってここでマッサージをして帰りたいな。この施設の住所などは下記のとおりなので行ってみたいという方は直接詳細を聞いてみて下さい。

Pinatubo Development Corporation
 住所 Sta.Juliana Capas, Tarlac
 電話 0928-341-0402

'05年12月30日(金)



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