'06年02月08日(水)

イロイロのディナギヤン祭りに行ってきました(マニラのN様)

本日も引き続き読者のマニラのN様からのご投稿を紹介します。さてN様は先月パナイ島イロイロ市のディナギヤン祭りに行かれたそうなのですが、1月には同じパナイ島カリボのアティアハン祭も有名ですし、エドも昨年行ったセブ島のシノログ祭りやネグロス島などでも同じようなお祭りがあるようです。お祭りを見に行ったりあるいはお祭りの混雑を避けて旅行するには、まにら新聞のこちらの ページ をご覧下さい。各地のお祭りなどのスケジュールが載っていますので便利ですよ。


毎年1月の最後の週末に行われるお祭りです。このお祭りは激しい太鼓のビートに合わせて100人規模のダンシングチームが創作ダンスを繰り広げるもので、民族の踊りにキリスト教のサント・ニーニョ(幼いキリスト)のお祭りが結びついたもののように見えました。

フィリピン各地には同じようなダンスのお祭りがあるようですが、イロイロのディナギヤン祭りが最も有名なようです。日本の山崎大使ほか各国の大使も招かれて出席していましたし、アロヨ大統領も来ていたようです。

写真にあるとおり、ダンサーは羽飾りを身につけて踊ります。またストーリーを持ったマスゲーム的な要素もあり、村を襲った海賊をキリストが救うという内容のダンスも多かったです。

1月28日の土曜日と29日の日曜日の2日間滞在したのですが、土曜日は高校生チームのパフォーマンスがありました。高校生の演技はいわゆる前座で、本番は日曜日でした。地域代表など20のチームが1年間近くに渡って準備したダンスを観客の前で披露します。ダンスはコンペティションで、審査委員が衣装、ダンスなどの項目を採点して競います。

昨年度優勝者や毎年高いパフォーマンスを行うチームには観客から盛んな拍手があります。1チームは、100人前後のダンサー、40〜60人のドラム、20人程度のサポートという体制で、10分間が持ち時間です。男性だけのチームもあれば、女性がかなり混ざるチームもあったりと、各チームともいろいろ工夫していました。ドラムはちゃんとした楽器もありましたが、中にはドラム缶を改造したものもあり、これも工夫が見られました。

また29日の日曜日にはアメリカからレターメンが来ました。みなさんはレターメンって知ってます?1960年代から70年代に活躍した3人のボーカルグループですね。

今も現役でコンサート活動していますが、もう中年以上の人しか知らないかもしれません。フィリピンでコンサートツアーをしていたようで、29日の夜がイロイロ市でのコンサートでした。レターメンがディナギヤンのメイン会場に車で乗りつけたとたん、観客はこのハプニングに大喜びで、その場で2曲歌って拍手と握手の嵐でした。

ダンスのパフォーマンスは6時間にも渡る長丁場で、暑いし疲れますが見る価値はあります。皆さんも来年行かれてはいかがでしょう。


マニラのN様ご投稿ありがとうございました。エドは昨年セブのシノログに行った時、沿道から立って見ていたので暑いし混んでいるしで1時間も見たらもう限界でした。やはりちゃんと見るには観覧席とかを確保しないと大変ですね。観覧席がない場合、帽子または日傘をお忘れなく!?

'06年02月08日(水)



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