'06年02月16日(木)

睡眠薬強盗1

日本ではマニラ、いやフィリピンはあまり安全な場所とは思われていませんよね。犯罪多発、テロやクーデター未遂もあるし…。そういえば今月の25日が確かエドサ革命20周年なのですが、大規模なデモなどが行なわれるという話もききますし、クーデターの噂も絶えません。クーデターについては、エドが昨日国軍の大尉と一緒にいた時、彼はやはりみんなから国軍内部の動静について聞かれてましたが「単なる噂だよ〜。」なんて答えてました。

クーデターやテロでなくても、銃規制がゆるいし、警察の捜査能力が高くないことなどもあり、最近報道されているような加害者も被害者も日本人(実行犯はフィリピン人?)の保険金殺人や日本人が巻き込まれる犯罪もあとを絶ちません。あまり人命に関わらないケースでは、スリなどと並びよく聞く被害が睡眠薬強盗。今週もマニラ新聞を読んでいたら、日本人が睡眠薬強盗にあったという記事が載っていました。以前なら「またか。」程度で読み飛ばしていましたが、昨年からエドはこの睡眠薬強盗の記事が載ると注意して読むようになりました。何故かといえば、また彼らが活躍しているような気がするから…。

昨年睡眠薬強盗の被害にあったのは実はエドの知り合い。それでこの件は載せようかどうか迷っていたのですが、もしフィリピンに来る方がこれを読んで少しでも睡眠薬強盗に対して警戒してくれればと思い、載せる事にしました。

被害者の体験談の前に、一応簡単に睡眠薬強盗とはどんなものなのかを マニラの日本大使館のホームページ から引用してご紹介。

睡眠薬強盗事件の多発
 睡眠薬強盗事件による邦人の被害は、当館で確認している限りで、毎月1〜2件の割合で発生しています。

その手口については、フィリピン男性や女性が単独、または、カップルあるいは家族連れを装って、デパート周辺、繁華街、公園、船着き場及び市内等で、単独あるいは少人数の日本人旅行者(得に男性)を狙い、親切そうに近づき、言葉巧みに観光案内当を持ちかけ、頃合いを見計らってレストランや自宅等に案内し、睡眠薬を混入させた食べ物・飲み物を勧め、昏睡させた後、所持金品を盗み取るというのが、一般的なものです。 

 旅行者が狙われるケースが多いとはいうものの、2002年には、在フィリピン韓国大使館の書記官が被害に遭い、死亡するという事件も発生しており、フィリピンに在住される方々も十分な注意が必要です。

以下はエドが聞いた話を体験談風に再構築してみたものです。細部とかはもしかすると事実とことなるかもしれませんが、大筋はあってると思います。少しでもこれから渡航される方の参考になれば幸いです。



マニラに観光に来て、エドさんの家の車でロハス通りのリサール公園で降ろしてもらいました。地図で見るとリサール公園からイントラムロスは近いみたいです。携帯電話も貸してもらっていたし、運転手付きの車での移動するのもなんだか慣れないので、ここからイントラムロスまで歩いて観光し、その後大聖堂のあたりに車で迎えに来てもらうことにしました。


観光局へ行ったり、近くのJolibeeでお昼を食べてから、歩いてイントラムロスへ。サンオーガスチン教会を見たかったのですが、残念な事に昼休みで閉まっています。そこで先にフォートサンチャゴを見学する事にしました。フォートサンチャゴを見終わると2時頃。屋外の観光で暑かったし、大聖堂の前の角にある中華のファーストフード、Chowkingでハロハロを食べて一休み。そしたら聞かれました。「ここに座っていい?」

続く

'06年02月16日(木)



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