'06年02月22日(水)

両替屋の店頭

ランドマーク向かいにある両替屋のレート

この前、新聞を開いたらHSBC(香港上海銀行)が今年第4四半期には1ドル47.5ペソもあり得るとしている、なんて記事が飛び込んできました。ただでさえ去年1ドル55〜56ペソだったのが、あっという間に51ペソ台になったので、なんだかとっても損した気分なのに…。今でさえドルをペソに両替すると1割近く少なくなった上に、物価はどんどん上がるから慎ましく生活しているのに、これが47.5ペソになったら辛いよな…。

47.5ペソは、財政再建が進んでフィリピンの格付けが上がれるなどすればというようなことも書いてあるのですが、さてどうなるのでしょうか。相変わらずフィリピンのインフレ率は主要貿易相手国より高いので54ペソ前後へのペソの下落を予想する銀行やエコノミストも多いみたい。

共通しているのは、いつも増えるクリスマスの送金に加えて輸入額が減少していて、ドルへの需要があまりないから今現在はペソ高だというもの。それに付加価値税の増税などによるフィリピン政府の財政赤字の減少もペソ高への追い風だったのでしょう。某財閥系某銀行はそろそろペソ安に転じるだろうという見ているみたいです。さて54ペソ台までペソ安が進むのか47.5ペソまでペソ高が進むのか、実際の所はどうなんでしょう。47.5ペソまでペソ高が進んだら、フィリピンから撤退してしまう日本企業も今より増えるかもしれませんね。

円からペソだと最近円安気味なので、ドルからペソよりさらに損した気分。一番良かったときの一万円で5400ペソ前後(だったかな?)のレートからすると比べると2割も少なくなった上に物価も上がっているから、1年で実質3割減という感じかもしれません。

ドルや円をペソに換えるのはもちろん銀行でも出来ますが、街角の両替屋のほうがレートが良いことが多いのです。ただお金をごまかしたりするところもあるらしいので、レートや評判のいい店を選びましょう。エドは大体いつもマカティのグロリエッタ外側(ランドマーク向かい)にある両替屋を使っています。場所はこの辺り

ドルのレートが悪い日は、両替屋の店頭も心なしか空いてる様な気がします。海外で働く家族の給料などをレートのいい時に変えようとして外貨のまま持っている人も多いとか。

そうそう、両替屋の中には外貨を売ってくれるところもあるそうです。ただドルは大体どこでも在庫(?)があるものの、円や他の外貨を置いているところは少ないみたい。中華街の両替屋では人民元も買えるなんて聞いたこともありますがホントかな?

実は読者の方から、ペソから円に換えるのにレートのいいところはないですか、というご質問を頂いたのですが、残念ながらエドは知らなくてお答えできませんでした。日本からの出張者など円からペソに両替したい人を見つけて直接換えるのが一番お得と思うのですが、そんなに都合よく両替できるとも限りませんよね。どなたかマカティ近辺でペソから円に換えられるレートのいい両替店ご存知だったら、ぜひBlog版のほうにコメントをお寄せくださいね。

それから日本から旅行に来る際、トラベラーズチェックを持ってくる方もいるのですが、TCは両替屋では換金を断られたり、現金に比べて不利なレートを提示されたりします。レートだけで言えばドルや円の現金を持ってくる方がお得ですが、この国に現金を沢山持ってくるのも避けたいし…。難しい選択ですね。

'06年02月22日(水)



マニラ絵日記TOP この日記の先頭