今日はもともとデモが予定されていて、マカティのアヤラ通りとパセオデロハスはお昼から通行止めになる予定でした。多分仕事にならないだろうし、何か不測の事態でも起きたら困るので休みを取ってビーチでも行こうかな、なんて思っていたけど運悪く、午前中に会議もあったので会社へ。

でもやっぱり仕事になりません。学校は休校になったし、今日の集会の許可は取り消されたらしいのですが、警官隊との衝突も起きているようです。フィリピン人スタッフの携帯にはひっきりなしにメールが来たり、どこからか聞いてきたニュースを話したり、みんなそわそわ。「軍の基地から戦車が出てきてるらしい。」とか「非常事態宣言がでるらしい。」とか。緊迫しているというよりは、そう台風が東京を直撃する前の会社内みたい。「今日は早く帰れるかも？」という感じかな。

クーデター計画は一応未然に防がれたみたいですが、一部では南部から平服でマニラに移動しようと試みていた部隊もあったらしいです。結局、お昼前くらいに非常事態宣言もでたし、ニュースではデモ隊を解散させるのに放水や催涙ガスも使われたとか。

マカティのデモはエドが午後４時頃にアヤラ通りで見た限りでは、規模は小さいものの、昨年良くあった 反政府デモ よりは警官も多くなんかピリピリした感じ。オフィスビルや銀行などもシャッターを下ろし、ショットガンを持った警備員が前に立っています。盾を持った警官隊以外に、催涙ガス銃を持った重武装の警官の姿も…。

見物しながらも衝突が起きたらすぐに逃げられるように風上をチェック。日本なら催涙ガス弾の水平発射はないでしょうが、ここならそれもあり得るので遮蔽物も要チェック。

マカティ通りとアヤラ通りの交差点に、戦闘服姿の警官隊が続々と到着していたので、今日はもう帰ることにしました。衝突が起きないといいんですが…。

注：大使館からのお知らせなどにもあるように、「外出の際には、事前にテレビ、ラジオ等の報道に注意し、各種の集会やデモ等が予測される場所には近寄らないように」しましょう。見に行く場合はあくまでも自己責任でお願いします。

'06年02月24日(金)