'05年01月08日(土)

LRT2号線に乗ってきました2

前回に引き続き、正月休みに昨年開業したLRT2号線にキアポのレクト駅からクバオまで乗った話の続きです。そういえばレクトもクバオもLRTやMRTの駅とこのLRT2号線の駅は少し離れていて、乗り換えが不便なのです。これはすごく利便性を損なうと思うのですがなぜなんでしょう?乗り換えるのにホームから地上に降りて乗換駅まで歩いて切符をまた購入し手荷物検査を受けると、乗り換えるのに最短でも10分以上はかかるでしょう。混んでいれば切符の購入も手荷物検査もそれぞれ行列があるのでもっとかかるし、とっても不便です。

ホームに上がってみると、電車を待つ乗客はみんな横一線に並んで待っています。写真は反対側の降車用のホームに止まってる電車ですが、駅同様こちらも新しくてきれい。それに、MRTやLRTをのような路面電車サイズの車両を見慣れた目には車両がとても大きく感じられます。

電車がホームに着くと、みんな我先にと入り口に殺到します。レクト駅は始発だからそれでもいいのですが、途中駅でも降りる人にお構いなしに電車に乗ろうとするのがマニラでの標準的な乗降方法なのです。これは電車に限らずエレベーターでもそうだったりしますが、降りる人が先というルールを早く定着させて欲しいものです。

車内のシートは横一列のロングシートですが座ってみると反対側の座席までの距離が日本の電車に比べて遠く感じられます。最近路面電車サイズのMRTばかり乗っているからそう感じるのかなあ。多分線路の幅は日本のJRの在来線の狭軌よりは広いのでは?。つり革は車体中央についているので、立ってる人が座席のすぐ前にはいないというのもすこし車内が広く思える理由かもしれません。

夕方で暗くなった車窓からは夕焼けと街のシルエットしか見えませんが、全線高架なので昼間なら少しは眺めもいいかも。この路線がエドがあまり使わなそうな場所にあるのが残念です。こんなきれいな電車が、例えば国際空港からマカティ中心部とかにあれば、マニラへの出張・観光も飛躍的に便利になるなあ、なんて思っているうちにもうクバオに着きました。レクト駅から15〜20分位です。ちなみに国際空港からの鉄道は、計画路線は一応あるみたいですが、エドがマニラにいる間にはきっと開通しないでしょう。

最後に、このLRT2号線ではカメラを出して記念撮影するのは止めましょう。すぐに警備員が飛んできて制止するらしいです。まにら新聞の記者が記者証を示しても、文書による撮影許可が必要といわれた、なんて記事を前に読んだことがあります。なんでもテロ対策の一環らしいですが、フィリピン在住の鉄道ファンの皆様は大変ですね!?

'05年01月08日(土)



マニラ絵日記TOP この日記の先頭