'05年01月15日(土)

サンボアンガ

この前サンボアンガに行ってきました。といっても外務省が「渡航の延期をおすすめします」と言っているミンダナオにある街のことではなくて、マニラにあるレストランのことです。

ここでは毎日8時半から行われている民族舞踊を見ながら、フィリピン料理を食べることができます。マニラに観光旅行で来て(来る人がいるのかなあ?)、旅行会社でオプショナルツアー「ディナーショーとカジノ」などを頼むとここに来てからカジノにご案内ってコースみたいです。ディナーショーというと、とっても高いような気もしますが、お食事代のみ(サービス料とかはかかります)。サンボアンガ産ロブスターとかをバンバン頼まなければとってもお得です。

場所は、マカティからちょっと離れたエルミタのアドリアティコ通りにあります。マニラに1年以上住んでいるのにまだ行ったことがなかったので、日本から遊びに来ている親戚を連れて行ってみました。そうそう、一応予約が必要なので前日に電話で予約しておきました。「ショーは8時半から」と言うことだったので、当日はマカティを7時頃でてお店には7時半頃到着です。平日だけどまあまあのお客さんの入りでもうすでに食事を始めてる人たちがほとんど。バンドが席をまわって生演奏したりしていますが、日本人のお客さんのテーブルからはリクエストなのかバンドが気を利かせたのか日本の歌を演奏が流れてきます。ゆっくり食事してからショーを見るなら7時前に着いた方がよいかもしれませんね。

料理はフィリピン料理なので、初めての人にもOKそうな料理をセレクトしていると、サンボアンガ産のロブスターを勧められます。それは高いので断って、サンボアンガスープと、エビのグリル、ピーナッツ風味の煮込み料理カレカレ、ブタとチキンのアドボ(煮物)にガーリックライスという無難なところにしました。レチョンも頼もうと思ったのですが、4分の1匹分からとちょっと食べ切れそうになくて止めました。ホントはスープも酸味のあるシニガンスープにしようと思ったのですが、折角だから店の名前の付いているサンボアンガスープにしてみました。

飲み物を飲んでいると、スープが運ばれてきます。シーフードの入ったクリーミーなスープです。これってクラムチャウダーじゃないの?フィリピン料理っぽくなかったので、シニガンスープの方が良かったかな?でもカレカレやアドボも皆さんのお口にあったようです。良かった、良かった。ちなみにカレカレをご飯にかけて食べるときは、アミの塩からであるバゴーンをお好みで入れると美味しくなりますよ。

でも、どんなにいいお店で食べてもフィリピン料理ってやっぱりあんまり美味しくないよなあ。すみません、これがこのお店に限らずフィリピン料理を食べたときのエドの正直な感想です。エビを焼いただけとか、シンプルなものの方が美味しく感じられます。フィリピンには、王朝がなかったから美味しい洗練された料理が発達しなかった、といった説もありますが、王朝代わりの支配階級スペイン人が食べていたであろうスペイン料理がとっても美味しい、という話も聞きません。

スペイン人の次に味音痴アメリカ人に占領されたせいなのか、例えばコーラ飲みながら中華料理を食べるというのはフィリピンでは一般的な光景です。そういう味覚の人たちの食事に対する要求レベルは、やっぱり低いのかなあ。まあこれはB級グルメとよく言われるエドの意見なので聞き流して下さい。

お腹一杯食べたところでディナーショーが始まりました。最初はスペイン風の踊り、次に竹を使ったバンブーダンス。最後はフラダンス、うっ、これってフィリピンの伝統芸能じゃないような・・・、まあいいか。さすがにハワイのディナーショーでは付きものの火吹き男はでてきませんでした。

ショーを見て楽しんだ後は、観客もステージ上に動員されてのバンブーダンスやフラダンス。いつもこういう時は観客席にダンサーが降りてくると目を合わさないように小さくなるシャイなエドですが、いつもなぜかステージ上に動員されそうになります。今回も何とか断って事なきを得ました、ホッ。

ショーは一時間くらいで終わりました。デザートとコーヒーで締めくくり、お勘定は?4人で食べて飲んでショーを見て、2700ペソ(約5000円)。フィリピン料理を体験できるしショーも見られるし、日本から来たお客さまにはお上りさんぽくってとってもお勧めです。マニラに来たら一度は見に行きましょう。

'05年01月15日(土)



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