'06年01月09日(月)

コルディレラの棚田の旅2

昨日に引き続きエドの友人が昨年世界遺産である棚田を見に行った時のバナウェ旅行記です。エドの友人は文中のバナウェ・ビューポイントまでテクテク歩いたようですが、トライシクルで行くこともできますし、人数が多ければジプニーを借り切って行くこともできるようです。また現地の観光ガイドをなるべく雇った方が、いろいろ見て回るにも安全・安心なようです。これらはホテルなどでアレンジしてもらえるのではないかと思うので、行かれる方は現地到着後にホテルやツーリストインフォメーションで料金など詳細をお問い合わせ下さい。




バナウェ到着日の昼食後、徒歩にてBanaue View Pointへ向かう。街の中心から舗装された坂道を1時間ほど登る。山には熱帯林らしい大きな緑の葉を持つ樹木が見られるが、それほどの巨木はあまり見られず、二次林と思われる。松の造林地もあちらこちらにある。




View Point付近には、この地の住民イフガオ族の工芸品を売る店が並ぶ。View Pointから眺める棚田は美しく、水をたたえて稲穂が揺れている。向かいの山は、その頂き付近まで棚田が階段状に続いている。あんな尾根の部分にまで水田ができるなんて、なんと降水の豊かな土地であることか。

工芸店の店先に褐色の液体のビン詰めが並んでいるのが気になり、何か尋ねてみると、棚田で収穫した米で造った地酒とのことで、一本購入(エド注:お土産に頂いたので飲んでみました。甘くそしてピリッとくる濁酒のような感じのお酒でした。)。

帰路、チェーンソーを担いで下山中の山師(エド注:いかさま師ではなくて木を伐採する人です、念のため。)と出会い、自分も日本で林業関係の仕事に就いていることを告げしばし語らう。彼のチェーンソーはドイツ・スチール社製の大型のもので、かなりの大木を伐採しているようだ。彼のトライシクルに途中まで乗せてもらい宿に帰る。

続く

'06年01月09日(月)



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