'06年01月17日(火)

タイとの比較

フィリピン日本人商工会議所のHP

ライブドアにも家宅捜索が入ったようですが、これは想定内の出来事なのかな?エドはもともとこの会社がエッジといわれていた頃からあまり好きでなかったのでいつかはこんなことがあってもおかしくないだろうということでまあ想定内。発行済み株式数を増やし、株価を上げるのが主な業務の会社なので、いろいろ他にもグレーな取引もあったんじゃないかと勝手に想像してます。

想定外の出来事ばかりが起こるとストレスもたまるばかり。マニラでの生活はそんな面もありますが、エドは思いっきり期待値を下げながら仕事しているので、大丈夫。フィリピン人スタッフに「明日までにできます。」なんて言われても良くて明後日だろうくらいにしか思ってません。だから翌日できてませんと言われてもストレスフリー(笑)。でも仕事以外の生活全般、例えば前回の銀行のATMの話などのように、日本と同じサービスなどのレベルは望むべくもないので、それでストレスがたまっている人は多いみたい。

そういえば、この前フィリピンの日本人商工会議所がフィリピンとタイの投資環境比較の調査結果をフィリピン政府に提言(苦言かな?)したのだそうです。早速読んでみたのですが、これを読むと進出した日本企業がこの国にストレスを感じているんだなと良くわかります。ちなみにこの2カ国は良く比較されますが、60〜70年代にはライバルだっただろうこの2カ国は、今では経済的に大きな差がついています。今やフィリピンのライバルは残念ながらタイじゃなくて、インドネシアやベトナムじゃないかって感じです。

ちなみに内容はエドが期待していたほど辛口ではなく非常にマイルド。提言本文の他に資料とかがあるのかも知れませんが、ダウンロードできたものを読んだ限りでは根拠となる数値データなどが示されていない部分が多く、事実が書いてあるんだろうけど、何となく説得力に欠ける感じ。少なくともこの提言をまともに取り上げてこの国を変えようという気概のあるフィリピン政府関係者がいないだろうということは想像できます。

この提言は商工会議所からのものなので、当然内容は投資優遇策、インフラ、為替規制など企業活動をする上での比較です。でも他にも突然決まる休日についてとか、いかにフィリピン政府などがダメダメなのかが非常にマイルド(笑)に書いてあるので、例えば定年後にフィリピンに住みたいとか、フィリピン人の奥さんと結婚してフィリピンに住む予定とかの方も、フィリピンがどんなところか知る上で一通り読んで損はないと思いますよ。

日本人商工会議所のホームページはこちら。そこから提言もダウンロードできますよ。

'06年01月17日(火)



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