'05年07月15日(金)

そうだ、バギオ行こう!

キャンプジョンヘイの新聞広告

7月に入りマニラも前よりだいぶ涼しくなりました。でも先月は、まだ雨期になったのに相変わらず暑い日が続いていました。雨上がりもジメジメとさらに蒸し暑く、最高気温も35度近くになったので、まだまだエアコンは必需品でした。それなのに我が家のリビングルームのエアコンがよりによってそんな時期に壊れてしまったのです。

エアコンも日本のそれと違って、コンドミニアムの天井裏に設置された作り付けのもので、どこが壊れたか確認するだけでも天井に穴を開けたり大変。そんなの最初からわかってるだろうに、相変わらずメンテナンスに対する気配りがない国ですね。そんなこんなで見積もりもらってすぐ直してもらおうとすると、「部品の入荷に2週間かかります…。」

エドは普段は会社に行ってるからいいのですが、家族は出かけていないときはずっとエアコンのある寝室に避難生活(?)を強いられていて大変なのです。そんなタイミングで見つけたのがこの新聞広告。バギオの高級リゾート、キャンプ・ジョン・ヘイのプロモが載ってます。雨季の6〜9月一杯は2泊以上で通常料金のなんと半額!

バギオといえば、フィリピンの軽井沢みたいなところで、フィリピンの夏の首都(the summer capital of the Philippines)と呼ばれているところ。暑さを避けて出かけるには、最適の場所です。ということで「そうだ、バギオ行こう!」

これは余談ですが、旅行ガイドの中には、「バギオに夏の間はマニラから政府が移ってくる。」と書いてある本があります。いろいろ調べたのですが、本当にバギオに夏の間だけフィリピン政府の首都機能が移ったことがあるのかはわかりませんでした。「夏の首都」は非公式な呼び方だという記述もあったし・・・。う〜ん、エアコンのない時代ならともかく、今のフィリピン政府に夏の間だけ首都機能をバギオに移せるお金があるとは思いません。確かにマンションハウスという元のアメリカ政府フィリピン総督別邸(戦前の話ですよ)、現在はフィリピン大統領の別荘があるので、大統領が避暑に来るというならアリかもしれませんが…。フィリピン政府のお役所はお金がなくて夏の間の光熱費(冷房費用)節約のため、週休3日にしてしのいでるのは 前にも日記に書いたとおりです。

会社でエドの秘書は、「キャンプ・ジョン・ヘイは古いし、こっちがいいよ。」と自分の知り合いのホテルをしきりに薦めます。ホテル側から手数料取るつもりかな?でもキャンプ・ジョン・ヘイも最近改装されたのでしょう、別の会社の同僚いわく、「去年そのプロモ料金で泊まったけど、毎年雨季にはこのプロモやってるみたい。すごく綺麗でいいよ、お勧め。」だそうです。

1ベッドルームスイート(大人3人まで)でも1泊3千ペソ(約6千円)と安いので、この部屋の予約を取ろうと電話してみたら、「一杯です。」との答え。そこでデラックスルームは?と聞いてみると、やっぱり「一杯です」。結局一番安いスーペリアルーム、1泊2千ペソ(約4千円)になりました。

エドのようにエアコン壊れたから、急に週末にバギオに行こうって人はあんまりいないと思いますが、ここはもともと予約が取りにくいところみたいなのです。行かれるならば、プロモシーズンに限らず早めに予約してから行ったほうがいいですよ。

続く

'05年07月15日(金)



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