'05年06月20日(月)

成田への足

成田空港近くのレンタカー営業所

6月12日の独立記念日のクーデターこそ起きませんでしたが、最近少しばかり政情不安定なマニラに帰りました。聞いたところでは、最近のクーデターの噂などで会社によっては家族をフィリピンから待避させたようなところもある(らしい)のです。エドは今の段階ではそこまで神経質にならなくてもいいんじゃない、と思うのですが、安全は一応気にしていてクーデターはともかくマニラにはなるべく昼間到着する便で帰るようにしています。

成田−マニラ間の直行便は、1日にJAL2便、PAL1便、ノースウェスト1便の計4便があります。PALとJALの1便は朝9時半ごろの出発で、JALのもう1便とノースウェストは、夕方6時以降の出発です。

成田を夕方に出発する便のマニラへの到着は、夜10時以降。飛行機が遅れたり機内預かりの荷物を受け取ったりするのに時間がかかればもう真夜中。夜間空港から市内へ向かう車が途中の道で襲われた例は結構あり、以前ご紹介した「フィリピンにおける安全対策」でも、深夜の到着便はなるべく避けるようにと書いてあります。

でもそうなると、朝便を使うしかないのですが、9時半発だと、成田には一応2時間前の7時半までに着く必要があります。それに仮に時間通りに成田に着いても、フィリピン行きの便はどの乗客も機内預け荷物が多いためか、なかなかチェックインカウンターまで辿り着きません。ホントは余裕を持って成田に着きたいところですが、これより早く行くのはなかなか厳しいですよね。

東京駅6時半発の成田エクスプレスか、日暮里6時35分発の京成スカイライナーに乗って、やっと成田空港に7時29分着。東京駅とか日暮里駅周辺に住んでいる人は、あまりいないでしょうから、自宅の最寄り駅はもっと早く出る必要がありますし、スーツケースとかを抱えていの移動だと普段より時間もかかります。そこで荷物を事前に送ったりとか、朝便を使うには始発でも間に合わないから成田で前泊したりするケースもあって、とっても大変です。

大変だから、ちょっと危険でも夜便を使うという選択肢ももちろんあります。でも、今回使ったPALは朝の便しかありません。それに、ついこの前(昨年?)夜便で日本から帰ってきた駐在員家族の車が銃で武装した強盗に襲われ荷物も車も全部取られた、なんて噂も聞いたので、やっぱり朝便が無難。

今回エドは成田までレンタカーを使うことにしました。旅行なら自分の車を空港近くの駐車場に預ければいいのですが、海外赴任中だとそういう訳にも行きません。短い帰国なら、成田空港でレンタカーを借りてフィリピンへ戻るときにそのまま成田空港で返せばいいし、フィリピンへの帰国前日などに最寄の営業所でレンタカーを借りて翌朝空港の営業所に乗り捨てということも可能です。朝の渋滞も都心まででれば成田方面へは下りなので、事故渋滞でもなければ1時間程度とそれほど混むことはありません。荷物を2日前までに宅配便で空港まで送ったり、スーツケース抱えて始発電車に乗ったりするよりは、車で直接成田空港に行ける(実際には空港の近くの営業所で車を返して空港まで送ってもらう)のは楽ですよね。

料金的にはレンタカー代+ガソリン代・高速代がかかるので、電車で空港へ行くよりは少し割高かも。でもスーツケースを事前に宅配便で送ったり、最寄り駅までタクシーだったり、成田エクスプレスに家族全員で乗ったりするならば、それほど割高にはならないかも?

ただし、違う営業所で借りたレンタカーを成田空港の営業所で乗捨てすると、会社によっては高額な乗捨て料金がかかる場合があります。全レンタカー会社を比べたわけではないけど、調べたらトヨタレンタカーは東京で借りて成田で返す場合の乗捨て料金が確か2100円だったので他社の1万円を超える乗捨て料金に比べるとお得ですね。そうそう一番安い車種だと大きな荷物は入らないこともあるんでご注意下さい。

最後に言うまでもないことですが、車で空港に行く場合は十分に余裕を持って安全運転でお出かけください。

'05年06月20日(月)



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