ある土曜日の朝、出勤してきたドライバーが駐車場から電話してきました。「サー、エンジンがかかりません。バッテリーだと思うんですが、ケーブルないですか？」

天気が良ければどこか出かけようかなあ、と思っていたけど、その瞬間にお出かけプランは消えました。それにしても予定のない土曜日で良かったです。出勤時や朝一番に飛行機に乗るため空港に出かける時だったりしたら、すごく困ったかも？

ケーブルでつないでエンジンがかけられても、もしバッテリーが一度あがってしまったのなら、なるべく交換するまで遠出したくありません。メトロマニラ内ならともかく遠出した時に車の故障で帰れなくなったりするというのは、考えたくない…。日本だったらバッテリー上がり程度ならJAFに来てもらえばいいのですが、ここには電話一本でどこにでも来てくれるそんな便利なサービスはないみたいです。で、路上で故障したらどうするの？ってドライバーに聞いたら、まずタクシーをとめて、牽引してもらったり、助けを求めに最寄りのガソリンスタンドに連れてってもらうというのが良くあるパターンみたいです。

それにしても昨日までは特に異常もなかったし、まだ買って２年も経ってないのにバッテリー上がり？一応駐車場に行って自分で確認してみると、確かにキーを回すと「カチッ」という音はするもののセルモーターが動きません。ドライバーも来たので、救援用のケーブルをドライバー仲間の車につないで（一応持ち主にも了解は取ってますよ）エンジンをかけると、何度目かでエンジンが掛かりました。

我が家のドライバーの知り合いのそのドライバーがいうには、「日本で売ってるバッテリーは全部一級品だろうけど、ここでは二級品もあるんだよ。この銘柄は二級品で、この車についてたのもやっぱり１年でダメになったことがある。こっちの銘柄がいいよ。」

実はエドは前にも会社の同僚の車のバッテリーが上がったので、やはりケーブルでつないでエンジンかけるのを手伝ったりしたことがあったのです。その時はまだ買って半年も経ってない車だったので、例外的な初期不良と思ってました。でもドライバー達の話を聞くと、どうも新車購入時に付いてるバッテリーは、時計を買った時に付いてくるすぐ使えなくなる電池と同じように、１年程度でダメになるバッテリーみたいです。ちなみに車はどれもトヨタなんですが、日本のメーカーなのに日本と同じ品質が期待できないって言うのはかなりガッカリです。

ドライバー達のおすすめは、写真のバッテリー、モトライト。お値段はサイズにも寄りますが2000ペソ（約４千円）位。これはメンテナンスフリーだからいいよ、って言ってましたが、もともと付いていたバッテリーも一応バッテリー液補充不要のメンテナンスフリーバッテリーだと思うんだけど？？？

'05年04月06日(水)