正確に言えば「床屋」ではなくて美容院なんでしょうが、エドが髪を切りに行った時の話です。

旅行程度なら海外にいる間に髪を切ることもあまりないでしょうが、生活しているといつかは行かないとならない「床屋」または「美容院」。エドのようにそれほど髪型にこだわらない男性ならどこでもいいのですが、駐在員奥様達にとっては、どこできるのは結構大問題だったりします。良く聞くのは、J-HAIRという日本人の美容師がいるお店ですが、他にホテルの美容室などを利用している方も多いようです。

「今日はどうします？」って聞かれて「ここをああして、そこをこうして・・・。」なんて言わずに一言「ショート」で済ませるエドは、マニラに来てからずっと床屋を利用してました。カットだけならショッピングモールの中にあるようなお店で100〜150ペソ（2〜300円）といったところ。

でもちょっと痛いのです。というのは、どうもハサミの手入れが悪いのか良く切れないのです。髪が切れてない状態でチョキチョキとハサミを動かされると髪を引っ張られる感じで痛い…。髪が細く柔らかい人なら大丈夫なのかも知れませんが、エドの髪はどうもそうでないようです。

安くても痛いのは嫌だ・・・。そこでホテルの美容室なども利用しましたが、大体いつも空いてるしそこにスタッフが一杯いて根が貧乏人なエドはどうも落ち着きません。ちなみにカットだけならホテルの美容室とかでも500ペソ（約千円）もしないくらいです。

最近よく利用しているのが、写真のDAVID's　Salon。チェーン店なのか色々なところにありますし、スタッフも若い人が多く、床屋のおじさん達よりはセンスもよさそう！？今のところ切れないハサミで痛くされたこともありません。

このチェーンのあるお店で、金髪に染めてる若い男性に髪を切ってもらってる間、エドは持って行った日本の雑誌を読んでました。そうしたらその金髪美容師に話しかけられました。
「日本人？」
「そうだよ？」
「僕の親父は日本人なんだ。沖縄にいるんだ・・・。」どうも彼は日本にいる父親に会ったことはないみたいだし、日本に行ったこともないようです。国籍ももちろんフィリピン。色々聞いていいのか、聞いてはいけないのか・・・。良くわからずに当たり障りのない話しかできませんでしたが、彼は父親の国から来たお客と話せてなんとなく嬉しそうだったのでした。

'05年04月18日(月)