夏です。暑いです。暑い…。普段冷房の効いたオフィスにいるので、週末にずっと暑い屋外にいるとそれだけで疲れますね。夜ソファでテレビを見たり、本を読んだりしてるとすぐ睡魔に襲われてしまい、気が付いたら朝なんていうのはエドだけではないはず。

暑さに弱いのはエドだけではなくて、機械も同じ。最近エドの家ではインターネットに繋がらないことがたまにあるのですが、ほとんどの場合、日本から持ってきたブロードバンドルーターが暑さでダウンしているため。そんな時はルーターの電源を切って扇風機で10分程度冷やしてから再起動すればOK。

ただルーターはダウンしていても壊れているわけではなく、冷えれば元通り動くのですが、この前壊れたPCのハードディスクは冷やして元に戻るわけでもなくやはり壊れたまま。こちらもやはり熱が原因だと思うのですが、冷してもデータが読み込めるわけでもなく、バックアップを取っていなかった最近の分のデータは復旧できませんでした。うっ、子供の写真が無くなった…。エドの奥さんはカンカンです。「やっぱりデジカメは信用できない…。」

損害はなくなったデータに限りません。予備のHDDを組み込みXPを再インストールし、MSオフィスからSkypeまでアプリケーションを再インストールし、設定を復旧。壊れたHDDが読めないか試したりしたのと時間とあわせて、これで休日が2日くらい潰れました。あー、もったいない。

エドの奥さんは常々「コンピュータがあっても全然生活は便利にならない。かえってみんなそれに振り回されてるだけ。」なんていってます。普段は「そんなことないよ。メールとかスカイプとか日本のテレビが見れたりとかこんなに便利じゃない？」と反論するエドも、今回はなんだか奥さんの言っていることのほうが正しいような気がしてきました。

それでもすべての周辺機器やアプリケーションのCD、それに予備のHDDが手元にあったからこの程度で済みました。マニラでは日本語版のソフトはまず買えないし、バルクのHDDをルスタンズとかで買えるわけでもないのでわざわざ買い物に行ったりしたらもっと時間がかかったでしょう。

さすがに懲りたので、写真などのデータは自動的に別のHDDにバックアップをとるようにしました。でも1年中25〜30度程度ある部屋で使っていてPCのケース内にあるるHDDは停めたあとに触ろうとすると暑くて触れないほど。熱は温度が10度(15度だったかな？)上がるたびにMTBF(平均故障間隔)が半分になると言われているHDDの大敵です。そこでPCのパーツを置いていそうなお店にHDDクーラーを探しに行ったけど、ばらされたCPUクーラーなどはゴロゴロしているものの大容量HDDが主流でないためか、ちょっと探した限りではHDDクーラーを置いている店が見当たりません。バルクで売っているHDDも100G位までのものが多く500Gとかは全然見ないし…。

日本からHDDクーラーを取り寄せることも考えましたが、それも面倒。そこでPCのケースを半分空け、空いた隙間にクーラー用のフィルタを貼り、扇風機で風を送るという力技にでました。諸費用、一番小さくて安い卓上用扇風機代250ペソ(約550円)、それにあまりもののエアコン用フィルタ。PCのスイッチを入れたら扇風機もつけるというなんとも原始的な解決方法ですが、HDDクーラーを買うより冷却効果は高そうだし費用も安くついたかも？雨季になるまではとりあえずこれでしのげるかな？

'06年04月12日(水)