今日も相変わらず暑いです。明日のメーデーもお休みなので３連休。どこにも遠出しないので久しぶりにのんびりした週末です。さて今日からのGLOBEが3Gサービスを開始すると聞いていたので、朝の新聞を確かめたのですが、それらしい広告などがでていません。確か今日からって言っていたのに…と思いながら、別冊になっている映画のページや求人特集などなどみていくとこれまた別冊になったGLOBEの広告が入ってました。

その広告にはこんなタイトルが。「3G with HSDPA: First in The Asia-Pasific, a first from Globe!」3Gのサービス開始でSmartに先を越されたので、今度はHSDPAサービスとセットでアジア太平洋地区一番乗りを宣言したようです。HSDPAは、携帯電話でちょっと前のADSLより早い3Mとかの高速な通信を実現するサービス。日本でも試験は終わっているものの商用化はまだ始まっていないサービスです。それが日本より先にフィリピンで始まったというのにはちょっとビックリ。でも…。

まず第一に、エリアが狭いのです。マカティのエリアは、下の通りグロリエッタ、グリーンベルト、レガスピ、サルセド、フォルベスパーク等々かなり限定的。その他の都市も同じようなもので、どこでも使えるというわけではありません。電話と言うより、Wi-Fiのホットスポットみたい。日本で言うなら、東京都心３区＋主要都市の限定エリアでのサービス開始で、初の商用化サービス開始とうたっているようなものでしょうか。かなり誇大広告みたいな気がするけど…。

その上、現在売られている携帯電話は一部3G対応ですが、HSDPAに対応している携帯は現在ありません。なのでHSDPAを使用した高速通信を利用するにはGLOBEでHSDPA対応通信カードを買わないとなりません。

それに料金は高いです。Globeの広告では4MBのMP3をダウンロードするのに、1.4MbのHSDPAで20秒、ダイアルアップより最高で25倍早いなんて書いてます。でも…、１枚数百ペソのCDを買わずに音楽をダウンロードしてすませている人たちが、1KBあたり0.15ペソ、4MBで約600ペソ(約1320円)も払うのかな？

ところでネットワークを3Gに切り替えてみようとしたら、3Gエリア内ですができません。広告には3Gサービスを使うには、対応の携帯と3Gアクティベート済みのSIMカードが必要なんて書いてあります。このSIMカードを3G対応化は今日から自動的に行うなんて書いてあったので、まだなのかも？

問い合わせ先として記載された番号に電話をしてみると、やっぱりSIMカードの3G対応化がまだだったようで、電話番号を伝えると「24時間以内に使えるようになります。」とのことでした。せっかく電話したので、「Smartへテレビ電話できるのか？」とか「日本にテレビ電話できるかのか？」を聞いてみたんですが、どちらの答えも「No」。まだまだ完全なサービスには程遠いようですね。

そうそう、前回3Gは無料と書きましたが、これはガゼネタだったようでテレビ電話(Video Call)もデータ通信も通常の通話やデータ通信と少なくとも5月30日までは同じレートが適用されるみたいです。ということで、お詫びして訂正いたします。

'06年04月30日(日)