マニラから南に向かうサウススーパーハイウェイの終点を降りて少し行くとカランバの街にさしかかります。マニラから5〜60キロ、1時間程度 の距離でしょうか。そんな千葉県船橋市とは何の関係もなさそうなトライシクルの走る田舎町に走っていたのが、写真の「船21 豊富農協前」行 きバス。当然これに乗っても豊富農協へは着きません。
マニラでも日本の中古バスで行き先表示などが当時のままというのはよく見るのですが、なかなか見かけたときに写真が撮れなかったのです。何と か市民公園行きとか、○×駅行きなど、よく見かけます。
たまたまエドの知り合いのフィリピン人に中古バス関係の仕事をやっていた人がいましたが、日本で廃車になった10年落ち15年落ちのバスをこ ちらに輸入し、右側に通行にあわせるため右ハンドルを左ハンドルにしたり、出入り口も反対側につけなおしたりして、バス会社に売るのだそうで す。中古バスは新品より安いので需要があるみたいなんですが、古いためか、整備が悪いためか、黒煙をもうもうと吐き出しながら走るバスや、路 上で故障で止まってるバスも多いです。ちなみに最近はそういう仕事はマニラではなくスービックで行われているみたいです。
何で行き先表示などをそのままにしておくのかは聞かなかったのですが、面倒くさいとか、日本製っぽくっていいとかそんなところでしょうか。 きっとあなたの街のバスもフィリピンの街で第2の人生を送ってるかも知れませんね。
'04年8月 8日(日)
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