マニラに家族で暮らしていて、慣れてくるとなんとなくここが外国だということをあまり意識しなくなってしまうことがあります。それは、インターネットのおかげで日本がとても近く感じられるから?毎日NHKを見ているから?家族と一緒にいつも和食を食べているから?
でもやっぱり日本でないと感じるのが、日本ではいつも手に入っていた食べ物・本・雑貨・家電製品などが入手できない時。食べ物に関していえば、エドはそれほど魚が好き!ではないのですが、日本に住んでいた時は1週間に数回はお刺身などを食べていたと思います。マニラでもお寿司屋さんや日本食レストランに行けば、もちろん「築地から空輸」の新鮮なネタや、多分プロが市場で吟味した新鮮な地場の魚を食べることも出来ます。
でももちろんそういうお店にはそんなに頻繁に行かないし、外食なので当然ですが日本のスーパーの閉店前に買うお刺身より高いのです。だからマニラで「美味しいお刺身をお腹一杯食べた〜」という覚えが全然ないなぁ。
日本食品店で売っているものを買ってきて食べるのでも、生のお刺身で食べられるお魚はどうしてもマグロやサーモンなどの冷凍されていた無難そうなものになってしまいます。でもたまには、鯛のお刺身なんていいません、新鮮なアジの刺身やたたきとかをお腹一杯食べたいのです。で、たまに居酒屋などで、アジを注文したりするのですが、なぜかかなりの確立で「切らしてます・・・。」の返事。魚は仕入れによるのかメニューに載っていてもいつもあるわけではないようです。
なんとなく、アジが食べたいモードになっているエドは、自分でマーケットに行って新鮮そうなアジを仕入れ、お腹一杯食べるという計画を立てました。そして土曜日、車に乗って運転手に「フィッシュマーケット行って。」と頼んだら、「サー、どこですか?」と聞き返されました。なんか出鼻をくじかれた感じですが、目的地の名前はフィッシュマーケットではなく「シーサイドマーケット」と言う名前なのでした。魚市場ではないんですね・・・。
ロハス大通りとエドサの交差点より少し南のバクラランにあるシーサイドマーケットは、魚、海老、カニなどを扱っているマーケットですが、もちろん築地のような規模を想像してはいけません。規模的には、小型のスーパー程度の広さでしょうか。ボラ、太刀魚、いわし、キスなど日本でもみる魚と熱帯魚のようなカラフルな色のラプラプなどが並んでます。隅から隅まで見たのですが、行ったときは小さめのサイズの小アジしかありません。これは小アジの南蛮漬けにはいいけど刺身には小さいな。ムロアジはありましたが、ちょっと鮮度が落ちてる感じ。
アジがダメでも刺身を食べたかったので、エラをあけて鮮度をチェックしたり魚をいろいろ見せてもらいました。結局お刺身にするにはハタの一種、ラプラプが良さそうなので買うことにしました。約1kg、体長30〜40cmくらいのもので320ペソ(約640円)。ちょっと高かったかな。
ロブスターも普通の海老も売っています。海老はサイズによってkg当たりの値段が違うのですが、大体1kg400〜650ペソ(約800〜1300円)。海老も買いましたが、1kgも海老を買うとラプラプより高くついてしまうのでした。
'05年08月01日(月)
マニラ絵日記TOP | この日記の先頭 |