'06年08月11日(金)

携帯電話会社の中

Nokiaの交換機?

以前エドの会社での仕事ぶりなども書いてほしいという要望を頂いた事もあるのですが、会社のことを書いて首になっても困るのでご勘弁を。その代わりといっては他の会社をご紹介。でもかなり普通の会社とは違いますが。

さてフィリピンの物価は安いのですが、携帯電話本体は日本と比べても高い。そんなことを何度か書いたことがあります。でも通話料やテキストメッセージ(携帯の電話番号宛に送るメッセージ)は、日本に比べればとても安いのです。それにプリペイドなら使っただけしかかからないので、使っても使わなくても高い基本料金を取られる日本の携帯電話に比べればずっとお得。

もちろん安いといってもフィリピンの庶民にとっても安いということではありません。通話料は、日本と同じように会社や料金プランなどで違うので比べにくいですが、国内の通話なら携帯→他社携帯などで高くても1分10ペソ(約22円)もしないと思います。それでもほとんどの人は携帯を1通1ペソ(約2.2円)のテキストメッセージの送受信にしか使いません。

プリペイドなら基本料金も無いし、通話料もメール(テキストメッセージ)も日本に比べれば安いですよね?フィリピンが幾ら物価が安いといっても、携帯電話の基地局設備などはみんな海外からの輸入だし、ランニングコストのうち電気代はアジアで日本の次に高いらしいし…。何で通話料をそんなに安くできるのでしょう?

こんなネットワークになってるみたい

エドはその謎を探るべく、フィリピンの某携帯電話会社に忍び込み(ウソウソ)調査してみました。メトロマニラ某所にあるセンター内は、冷房がガンガンに効いていて寒いです。そこでエドが見たのは、Nokiaのマークの付いた機械。日本の電話会社で良く見るF社製とかH社製とかO社製とか当然ですが全然見ません。あれは高いのかな?

ルソン島内のこの会社の携帯電話の通信は全部この局を経由しているらしいです(ルソン島全域ではなく中部ルソンだけだったかもしれません)。交換機などは全部ココに、各地には基地局があるだけの構成みたいです。みんながテキストメッセージ送受信にしか使わないから、こんなもんでいいのかな?各県ごとに大きなビルを建てたりする日本の携帯電話会社とは大違い。

オペレーションセンターもとってもシンプル。東京湾岸某所にある某携帯電話会社の地球防衛軍司令部みたいなセンターとは比べ物になりません。

ちなみにこの会社の基地局は反政府勢力へ「革命税」を払っていないのでよく新人民軍に襲撃されてます。そんな場合は通信装置が壊れる前に施設の警備用のセンサーが反応するそうです。担当は別のセクションみたい。エドがここにいる間に、どこか焼き討ちされて警報がなったりするのかと思いましたが、そんなに都合よく襲撃などはされないのでした。

なんだかとってもシンプルな携帯電話会社の中を見て、フィリピンの携帯電話代が割安なのではなく、日本の携帯電話代が割高なような気がしてきました。

'06年08月11日(金)



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