'04年12月 18日(土)

スターバックスで

今日の夕方、6750アヤラアベニューのスタバにいました。ここは、シャングリラホテルの隣、上はオフィスビルで1階がアーケードになっているところです。エドの持っているガイドブックでは、ブランドもののお店が並んでいることになっているのですが、新しくオープンしたグリーンベルト4に引っ越した店が多いのかアーケードは閑散としてます。

スタバは、アヤラ通りの反対側、グロリエッタ側にあります。2階の奥の方は壁沿いにシートがあり、空いていたのでアイスラテを飲みながら、雑誌を読んでました。ちなみにアイスラテのグランデは100ペソ(約200円)です。

アイスラテも飲み終わったし、雑誌も読み終わったし、そろそろ帰ろうかな、と思ったときタイミング良く誰か席に来ます。若い大学生くらいの男性なので、一瞬従業員が紙コップを片づけに来たのかと思いました。でも彼は「失礼します」と言って名刺大のカードをエドの前に置いて別のテーブルに向かいます。

てっきり割引券か何かでも配っていると思ってそのカードを良く見ると、「私は自活している学生ですが、学業を続けていくのは大変厳しく、そこでこのような場所にお邪魔し、皆様にセブ産のドライマンゴを買っていただくことで学業を続けていこうと・・・3袋で140ペソ(約280円)です・・・」

ちらっと見ただけなのですが、そのカードにはそのような内容が書いてありました。見ると彼は一通りカードを2階席のテーブルに配り終わると、エドの所へドライマンゴを片手に戻ってきます。お願いします・・・という目つきで。

一瞬混乱しました。ここはマニラなんだから、そんな物売りが来ても確かにおかしくありません。車が交差点に止まれば、大人もいれば幼い子供もいる物売りがサンタの帽子などを売りに来るし、物乞いもたまに見ます。

でも一方でここはスタバの店内、そんなマニラの現実から逃れられるはずの場所。そこへ現れた彼に、正直少しだけ違和感といらだちを感じました。

ドライマンゴは100g入りが3つなので、スーパーで買っても120ペソくらい。ほんの少しだけスーパーで買うより高めなだけですが、エドだけではなく多分誰も買いませんでした。彼が各テーブルを回る間に店員が2階席の空いたテーブルなどを片づけにあがってきたのですが、店員がいる間、彼はお客のように空いた席に座ってやり過ごしていました。それを見たらさっきのいら立ちは消えクリスマスなんだし買ってあげれば良かったかなと、ちょっと可哀想になったのでした。

'04年12月 18日(土)



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