年末といえば、お歳暮ですが、最近少なくともエドの周りでは一部の年配の方を除きお歳暮を贈る方はあまり見ないのです。以前に比べるとお歳暮コーナーのずいぶん小さくなったような気がします。
エドが思うに、「物で送ると先方が好きな物かわからないし、まあ缶ビールの詰め合わせが無難」→「だったら好きなビールが買えるビール券が無難」→「それならビール以外も買えるギフト券が無難」→「だったら現金でいいんじゃない?」→「お互いに現金振り込んだら銀行に手数料儲けさせるだけだしもうこんなこと止めようか・・・?」、というところでしょうか。
さてクリスマス前の今は、フィリピンでもお歳暮ならぬクリスマスギフトの詰め合わせが、バスケットに盛られてスーパーの空いてる床の上に並べられています。サンミゲルビールやココナッツオイル詰め合わせは売ってないですが、基本的にはみんな食べ物で、中身がすぐわかるようにバスケットに盛られているというのが共通点。
日本のお歳暮のように配達コーナーとかはありません。手渡しが基本みたいですから職場などで配られたり、クリスマス時期に人の家に行くときなど持って行くのでしょう。
ワイン、コンビーフ、ランチョンミート、その他缶詰の食品、クッキーなどなど日持ちしそうな食べ物が詰まって、高い物だと1950ペソ(約3900円)もします。もちろんもっと安い詰め合わせもありますが、値段の割に貰ってもあんまり嬉しくない物ばかりだと思うんだけど・・・?
でも我が家の運転手に大きなバスケットのをあげたらすごく喜んでいたそうです。エドにとっては、ありふれた食材でありがたみがあまりないバスケットでも、彼の家ではもしかしたら1年に一度の特別なワインやご馳走だったのかも知れません。飽食の日本で生活していたから、いつの間にか食べ物への感謝の気持ちを失っていた・・・。そんな気がしました。
'04年12月22日(水)
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