この前、オルティガスのメガモールに買い物に行ったとき、こんなポスターを見つけました。30日４時からサラ・ヘロニモのライブ、入場料とかは書いてないので無料で見れるみたいです。CDを買ったばかりだし、これは見に行くしかないですね。

でももう休みに入っているので、マカティからオルティガスまで見に行くのも面倒。運転手も休みなので、自分で運転して行ってショッピングモールの駐車場に駐車するのにずっと待つのも嫌だし、少し前にキアポで路線バス内に仕掛けられた爆弾が発見されているのでMRTなどの公共交通機関を使うのも避けたいところです。ということで、結局タクシーで行ってきました。今日は、ぼったくりも渋滞もなく無事到着で一安心です。

コンサート会場は、メガモールの吹き抜け部分の中央です。ステージの前には座席が並び柵があり、みんなその外側にたってます。どうも一階からは見れそうにないので、二階に上がってみました。ここも人だかりなので、三階に上がります。ここはまだ空いていてちょっと上からだけど何とかステージの近くで見れそう。場所取りは厳しく少しの隙間にも割り込んでくる奴がいます。それにしてもなかなか始まらないなあ。

エドの近くに割り込んでいた奴（推定年齢18才くらいのガキ）は、ミョ〜に体をひっつけてきます。なかなか始まらないので周りのほかの客がいなくなって空いたスペースがあるのに、です。ゲイか？スリか？多分後者だと判断して、財布・カメラ・携帯があるか確認してたらそいつは近くのファーストフード店の方に行ってしまいました。怪しいけど、確証はありません。ちょうど年末の休みでどこも混んでいるので警戒していて良かった、良かった。

さて、これじゃ落ち着いて見れないと思って、どこか空いてる場所を探してみます。エドはステージ前の席はどうやったら入れるのか知らなかったのですが、入り口らしきところにカウンターがあってCDが置いてありその脇にレジもあります。見ているとCDを買った客は入れるようです。ただ中に入っても満席のようですが、外側から見るのよりは良さそう。

一階に下りて、CD売り場カウンターで聞いてみると、やっぱり買えば入れるとのこと。でも入っても席はないですよ、と言われたのですが、エドは上から見てステージ前の床にカメラ小僧の一団が座り込んでいるのを見ていたのです。彼らの隣に座り込むつもりで、持っていないCDを260ペソ(520円)で買って中に入りました。

中にはいるとまっすぐ最前列のカメラ小僧達の脇を目指します。そしてそこへ座り込むと、カメラ小僧達が何か言ってきました。最前列のカメラ小僧達が座り込んだ後ろの席が一つだけ空いてます。「そこ空いてますよ。」と教えてくれたようなのです。隣に座ってる人に聞いても空いているようなので、ありがたく最前列に座りました、ラッキー！

エドの座ってる脇ではガードマンが、柵を押してくる群衆を定期的に押し返してますが、押しくらまんじゅう状態の外側と違い内側ではゆったり座れます。う〜ん、これってビレッジの中と外の格差みたいだなんて、フィリピン社会の不平等さに思いを寄せながら、サラ・ヘロニモの登場を待つのでした。続く・・・

'04年12月30日(木)