今日もちょっとネタに困ったので、今朝の新聞(Inquirer紙)のニュースをネタに使ってしまいました。さてこの東南アジア競技大会(SEAG、シーゲーム)といっても、日本にいる人には何のことだかわからないと思いますが、東南アジア諸国の参加する隔年で開かれるスポーツイベントで、さしずめ東南アジア版のオリンピックみたいなものだそうです。書いているエドもほとんど知らなかったのですが、今年はフィリピンが開催国なので開会式がマニラで行なわれたりで少しは盛り上がっているみたい。
去年の オリンピック にはフィリピン選手がほとんど参加していないし、メダルも取れないとあって、連日寝不足の人が続出したらしい日本とは違ってこちらでは全然盛り上がりを見せませんでした。でもこのシーゲームではフィリピンも開催国の意地にかけてメダル個数1位を狙っているみたいです。そんなところは日本の国体にも似ていますね。
日本の国体でも、開催県がメダルを取るために有力選手が住所を移したりするようなことがあると聞いたこともあります。さすがにシーゲームは一応国際的なイベントなので、開催国のフィリピンに国籍を変えてまで有力選手が出場してメダルを獲得するということはないようですが、その代わり(?)にでてきたのが審判団の八百長疑惑。それもひそひそささやかれるレベルの話ならともかく、新聞の写真左側のタイのタクシン首相までが審判の公正さを問題にしているようなのです。
もともとフィリピン人の大好きなバスケットボールが、フィリピン国内の競技団体の分裂か何かで開催種目からはずれたりして、開催国として「恥ずかしいことだ。」などという声もあったシーゲーム。審判がフィリピンに有利になるように何かしているのがもし本当ならもっと恥ずかしい。
まあ、そのニュースの真偽がわからないうちから、「フィリピンだからやっぱりね」ってみんながなんとなく納得してしまうのが、一番恥ずかしいことなのかも?
'05年12月01日(木)
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