12月。職場など色々なところでパーティーが開かれる時期。ビレッジの大豪邸の庭でシャンパン片手に行なわれるものもあれば、レストランやホテルの宴会場だったり、予算が厳しければ会社の社員食堂などでといろいろなところでパーティーが開かれています。

日本人主催なら単なる忘年会なんで、行って食べて飲んで適当に周りの人と話してくればいいんですが、フィリピン人が主催のパーティだとそれだけではすみません。歌ありダンスありのパーティーで、まるで大人の学芸会。何か出しものをやるとなるとみんな仕事そっちのけで準備に余念がありません。この前残業してから帰ろうとしたら、普段はさっさと帰る秘書たちがエレベーターホールでダンスの練習をしてたのにはビックリ。このエネルギーをみんなが仕事に使えばフィリピンのGNPはきっともう2%くらい上昇すると思うのですが、クリスマスをエンジョイするために仕事をしているフィリピン人にはそんな経済至上主義はもちろん通用しません。そういえばフィリピン人は日本人よりも幸福度が高いらしいのですが、こんなところにも原因があるのかも？

ちなみにパーティーにはテーマがあったりします。「Red」だったり「70s」だったり、「Hawaiian」だったり…。で、一応そのテーマにあった格好をして行くことが求められるわけです。忘年会で日本人のおじさんたちが「今度行くパーティーはテーマが70sだけどどんな格好していけばいいんだろ？」「やっぱりヒッピーですかね。」なんて会話しているのはなんとも微笑ましい(?)ものです。

テーマ「Hawaiian」ならアロハ、「Red」だったら赤い服か受け狙いならサンタクロースの格好で行けばいいんですが、エドが昨晩行ったパーティーのテーマは「80s」。さてどんな格好をしていけばいいんだろう？

日本の80sのファッションならDCブランド、ボディコン、渋カジと言ったところがキーワードみたいですが、でも日本人はエドしかいないパーティで日本の80sがテーマなわけはないのです。もちろんフィリピンの80sであるわけもなくて、アメリカの80s。最近はいてなかったジーンズがきつくてはけそうになかったんで、結局会社帰りの普段着で行く事にしました。もしかして太ったかな？

実はパーティに行ったものの、緊急の用事ですぐに会場を去らなければならなくなったので食事もビールも全然飲めませんでした。という訳でフィリピン人の考える80sの格好がどんなだったかの写真を撮る暇もなかったので悪しからず…。みんな全然普通の格好(女性はドレスが多かったけど)でしたよ。

'05年12月17日(土)