またまた引き続き、エドがAsian Eye Instituteで近視を直すレーシック手術を受けた話の続きです。レーシックで近眼は治るのですが、老眼を防止するものではないので、年をとるとやはり老眼にはなるという説明を受けました。でもこれも事前にほかの人から聞いていたので想定内。診断のあとは迷うことなくレーシック手術の日を予約しました。

さて手術当日、前回の検診はAEIの入っているビルの９階でしたが、手術の際は10階で受付します。待たされることもなくすぐに更衣室に案内され手術着に着替えさせられました。そして手術室の手前でまず右目に目薬を点眼し、安定剤？を飲んで横になります。

手術室の手前には先客が一人いて、別の患者が手術室から出てくると入れ替わりに手術室に入っていきました。その人が終わると今度はエドの番。手術台に横たわり、ちかちかしている赤い明かりを見ています。先生がいろいろ説明していきます。「はい、目を開ける器具を入れます。痛くない？大丈夫ですね。はい、それじゃ次にちょっと圧迫感があります。振動があって、ちょっと見えなくなるからね。はい、それじゃ今度は明かりを見ていて。」ここまで全然痛みはありませんし、ジッーと機械が音を上げると、緑の明かりの点が無数に目の前に広がり、チカチカしていますが、全然痛みは感じません。機械のうなり声がやむと看護婦の声が聞こえます。「26％」また機械がうなり声を上げ、緑の光の点滅。かすかに焦げ臭いのは、角膜が焼かれている匂い？機械は4回うなり声を上げ、最後の回の後は「100%」という看護婦の声がしました。そのあと目の表面を洗われて、やわらかい刷毛か何かでなでられたような感じがありましたが、その後すぐに右目はガーゼで覆われたのでどのくらい見えるようになったのかはわかりませんでした。

今度は左目に点眼し、また手術室の隣でしばらく待ちます。左目も右目同様の手順で痛みもなく終わりました。痛みについて言えば、エドはほとんど感じませんでしたが、強いて言えば圧迫感があった後の振動の時ちょっとちくっとする感じがあったかも？でも注射より痛くないと思います。

しばらく休んだ後に、先生が手術の状態を確認して、このゴーグルと２種類の目薬をもらって、注意事項を聞いておしまい。注意事項は、目をこすらない、1週間は夜寝る時もゴーグルをつけるとか、髪を洗うとき目に水が入らないようにしないとならないとか…。手術の翌日と1週間後に検診があります。

手術直後は、点眼した目薬のためか、確かによく見えるんだけど世界が明るくぼやけていて、ちょっと合わない眼鏡をかけているような感じ。エドは手術後に自分で車を運転して帰ったというつわものを知っていますが、これは絶対にお勧めできません。エドはおとなしく運転手に迎えに来てもらい車で帰りました。

手術は午後2時頃でしたが、医者には夜はテレビも見て良いといわれました。でも、どうしても見たい番組があるわけでもないし、あまり目を使いたくない感じだったので、おとなしくゴーグルをかけて昼寝して、夜もテレビも見ないで早めに寝ました。

翌日、朝起きて窓の外を見ると遠くのビルもはっきり見えます。これまでは、顔を洗ってコンタクトをつけるまでは、見えなかった景色が朝起きてすぐに見える！目の良い人にはわかってもらえないかもしれないけど、これは結構感動ものでした。手術後の今のところの視力はコンタクトをしていたときと同程度なので、すごく良く見えるようになった、というわけではありません。それでも朝起きたときすぐに見えるというのは、とっても素晴らしいですね。

手術後なんですがドライアイが続いています。そのため一日に何度も人工涙液を点眼しないとならないのですが、それ以外は特に問題もないし、エドはレーシック手術受けて良かったと思います。目の悪い方、マニラにレーシック手術受けに来てみればどうですか？実際のところ、マニラまで来て手術できる人は少ないと思いますが、マニラまで来なくても右に広告を載せている病院のように日本でも受けられるところもあるみたいですよ？

そうそう、レーシック手術はもちろん健康保険は使えませんが、生命保険の手術特約などに入っていると、手術一時金がもらえるようです。会社や特約の種類などでいろいろ違うでしょうが、エドは５万円もらったので自己負担は全部で11万円くらいでした。手術料金は上がっているかも知れませんので、もし手術を受ける際はご自分でご確認下さい。

'05年12月21日(水)