'06年12月17日(日)

カルティマールに行ってきました。(マニラのN様)

マニラでの普段の買い物は、日本のよりも大きいような巨大スーパーと日本食材店で大体済んでしまいますが、やっぱり市場に比べると値段は高いようです。そこでお買い物上手の主婦は市場でまとめ買い。といっても日本人の奥様方でいつも自分で行く人は少ないようです。ほとんどはメイドさんに行ってもらう事になるみたいですね。そんな市場の様子をマニラのN様からご投稿いただきました。


カルティマール

師走に入って、日本ではお正月の準備に忙しい季節を迎えていますね。お正月の風物詩に市場の買出しがあります。よく暮れの買出しの様子をテレビ局がアメ横から中継していますが、今回は似たような雰囲気のマニラの市場に行ってきましたのでご紹介します。

市場といってもスーパーマーケットのような整然とした場所ではなく、「カルティマール」という魚や肉が台の上にいっぱい並んでいて雑然とした感じの市場です。我が家の食材の買出しはメイドさんに頼んで1週間分をまとめて、このカルティマールで買うことが多いです。マニラ首都圏にはこのような市場がいくつもありますが、私が実際に行ったことがあるのは、このカルティマールともう一箇所だけです。

カルティマールの肉売り場

肉屋ではほとんど解体したばかりの肉が並んでいます。写真にはブタの頭が吊るされているのが見えます。豚足もそのまま吊るしてあったりします。買うときはブロック肉で買い、当然キロ単位になります。薄切り肉が欲しいときは、頼めばまな板で薄切りにしてくれます。ちなみに「スキヤキ・カット」と言えば分かります。肉屋もいっぱいあり、良い肉が手に入る店とそうでないところがあるようで、先日などはとても堅い肉だと思ったら、いつもの店と違う店で買ったそうでした。牛肉でだいたいキロ400ペソ(千円弱)くらいでしょうか。豚肉はその半分くらいの値段です。

カルティマールの魚売り場

魚も卸売市場みたいにキロ単位で買います。ワタを取って欲しいと頼めばさばいてくれます。大きなエビがキロ500ペソ弱です。大衆魚は200ペソ弱くらいです。マグロも手に入ります。最近、マグロは乱獲で漁獲高が減っているために漁獲量を制限することで合意しましたね。そのマグロですが、何マグロかは分かりませんでしたが、キロ500ペソぐらいです。良い部分は料理屋に流れ、我々が買えるのは尻尾に近い部分です。それでもトロが少しありますし、にぎりにして食べましたが結構いけました。

カルティマールには日本食材店や韓国食材店もあり、一箇所で済むので便利なようです。でも慣れないと、一人で行っていい買い物は難しいかな。


マニラのN様、ご投稿ありがとうございました。確かに慣れないと買い物は難しいかもしれませんね。それに日本の蛍光灯の明かりのまぶしい綺麗なスーパーにはない市場の匂いがあるのであまり行きたくないという人もいるかも。それにしてもマグロのトロは美味しそうですね。なんだか書いているうちに食べたくなってきました。メイドさんに行って買ってきてもらおうかな?

'06年12月17日(日)



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