日記には全然書いていませんでしたが、1月29日の旧正月に引き続き、大きなイベントが…。バレンタインデー？違います、それはまだ来週ですね。

それは今月1日からのVAT(付加価値税)の増税なのですが、今まで10%だったのが12%になりました。たかが2%されど2%。一応高額な商品、コンドミニアム、大型テレビや車などの駆け込み需要もあったようですが、全体的に見てわりとあっさり増税になったような気もします。日本で消費税が3%から5%になった時はもっと大騒ぎだったような気もするけど。

同じ2%の増税でも、すでに税額が10%にもなっていると2%増えてもどうってことないような気もしてしまうし、昨今の10%近いインフレ率から考えるとあまり気にならないのかもしれません。

それに増税になると正式に決まったのは１月の後半、ほんの直前なのです。それは増税するには、2005年の付加価値税徴税額がGDPの2.8%以上か、財政赤字がGDP1.5%以上という条件がついていたから。実績などからほぼ確実に増税になるだろうとはわかっていたものの一応正式な発表自体はその数値が固まった1月末になったからなのです。

今月になってから買い物をしたお店の中には、まだVAT10%というところもありました。でもこのお店のようにすぐに12%になっているところも。

庶民には歓迎されないこの増税策も、税収が増えて政府の赤字が減るだろうということで外国人投資家には受けがいいみたい。金利も下がってますし、株価もペソも上がってます。少し前は1ドル56ペソだったドルも今や51ペソ台だし、円高のときは5500ペソにもなった1万円は、今やたったの4400ペソ位。お給料や収入が外貨建てだと物価上昇と相まってつらいです。さあ、今日から早速節約、節約。

'06年02月10日(金)