'06年02月21日(火)

天気予報

フィリピン気象庁の天気予報のページ

レイテ島の地滑りは、村が丸ごとなくなってしまうような大規模なもののよう。フィリピンでは昨年も台風の際に地すべりなどで大きな被害が出ています。その度に言われるのが、原因は木の違法伐採ではないかということ。エドはフィリピンからラワン材を輸出する炎熱商人ではないので、ホントに言われるように違法伐採が横行していてそれが地すべりに関係しているのかは知りません。でもフィリピンならそんなことがあっても全然不思議ではなさそう。そして何かあったときに犠牲になるのはいつも貧しい人ばかり。何とかならないものでしょうか。

地滑りの前に地震があったという話もありますが、地滑りのもう一つの大きな原因は長雨。さて今年は東太平洋赤道海域の海面水温が下がるラニーニャ現象が発生しているみたいで、レイテ島で長雨が降ったのもラニーニャのためだと言われています。フィリピン人の同僚は、「ラニーニャだと雨が多い。」なんて言っていますから、それで今年は乾季になってもぐずついた天気が続いていたのもかも?

なんでラニーニャだと雨になるのか、日本の気象庁のホームページで調べてみました。「ラニーニャ現象の時には、東風が平常時よりも強くなっています。このため、西部に暖かい水が厚く蓄積する一方、東部では冷たい水の湧き上がりが強くて海面水温が平常時よりも低く、東西の海面水温の差が平常時より大きくなっています。また、インドネシア近海の海上では積乱雲がいっそう盛んに発生しています。」ということなので、ラニーニャだと東南アジアではいつもより雨が多いのかも知れません。

アメリカのハリケーンや昨年の日本の台風などをみても最近はやはり異常気象なのでしょう。これからも世界の各地で自然災害が多発するのかも知れません。これは温暖化の影響なんでしょうか。

ラニーニャ、エルニーニョだと世界的に異常気象になるのがこれまでのパターン。異常気象による一次産品の不作→商品相場の高騰→インフレ→ペソ下落、というのがエドの今年の為替相場の予測なのですが、これは風が吹けば桶屋みたいなものでしょうか。

こんな異常気象にもかかわらず、フィリピンに来てから天気予報は日本にいたときほど気にしなくなりました。日本だと翌日の通勤などに関係するので、天気予報は毎日要チェックですね。でもマニラに来てから車で通勤するようになったので、その必要がなくなりました。強いて言えば雨の日はいつもより道が込んでいるかな、程度にしか気になりません。

週末出かける予定のある日は一応チェックしますが、それもおざなり。だって天気予報を見ても、雨季なら毎日曇りで一時雨。乾季なら晴れのち曇りたまに雨。週間天気予報に毎日同じようなマークと気温がずっと並んでいるので、毎日チェックするのが馬鹿らしくなります。新聞にも天気は簡単にしか書いていないですし、気象衛星からの写真なんて台風でも来ない限り載りません。

でもラニーニャだし、もっとこまめにチェックしたほうが良いのかも。皆様もお出かけ前にはこちらのフィリピンの気象庁の ページ で天気のチェックをぜひどうぞ。

'06年02月21日(火)



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