先週末のセブへの旅行、ちょっと書いたのですがセブ島に着くまで結構大変だったのです。エドの一家は、日本から遊びに来ていたお客と一緒にセブに行ったのですが、朝9時半のフライトを予約していました。これなら10時45分にセブに着きます。機内預けの荷物をとってホテルに行くとちょうど昼食時間。その時点ですぐチェックインできれば、午後はのんびりプールサイドで過ごせるはず・・・。
最初のトラブルは、チェックインカウンターで起きました。フィリピン航空は、国際線と同じ第2ターミナルにありますが、南側のウイングが国内線になっています。出発の1時間くらい前に到着し搭乗手続きをしていたら、係員から言われました。「子供はエコノミーですね?」
フィリピン航空の国内線にも、スーパーシートみたいなクラスがあるのです。マブハイクラスというのですが、セブ島往復だと大人一人1300ペソ(約2600円)ほどエコノミーより高くなります。それでもセブ往復で8千ペソ(約1万6千円)ちょっとなので、一度エコノミーのチケットをとったのを、あとからマブハイクラスに変更してもらいました。
どうもその時に大人の分はマブハイクラスに変更されていたのですが、子供の分の変更が忘れられていたようです。そういえば、旅行会社でチケットを受け取るときに、名前は確認したのですが、クラスCかYかは全員分確認してなかったのです。
「旅行会社が間違えた!」と言っても、目の前のPALの係員は知らん顔。旅行会社がこの状況を解決してくれるとは思えないけど、とにかく一言言いたくて電話で旅行会社の担当者を呼び出しても、9時前のため「まだ出社してません。」
目の前にクラスY(エコノミー)のチケットがある以上PALの係員としては、どうしようもないでしょうから、とりあえずアップグレードをお願いします。しかし返事は、「マブハイクラスは満席です。」でもエドも子供だけエコノミーという訳にも行かないので、粘ります。「なんとかならない?」
結局マブハイクラスが満席でどうしようもないので、エドがエコノミーに、子供をほかの大人と一緒にマブハイクラスにすることにしました。係員は一応気の毒に思ったのか最後に言いました。「マブハイラウンジは全員で使っていいですよ。」
そんなゴタゴタが終わり、搭乗ゲート前につくともうすでに搭乗開始時刻くらいです。「マブハイラウンジなんて使う暇ないじゃん!」と思いながら、ごった返している搭乗ゲート前にいると、搭乗が開始されたようです。でも搭乗券を見せると言われます。「この便はまだです。」
同じ時間に同じ目的地行きの別の便がある?不思議に思って、ゲートにいる係員に聞くと「この便は12時半発に変更になりました。さっきアナウンスしましたよ。」
チェックインカウンターでは、そんなこと一言も言われなかったのに・・・。日本なら係員も「大変申し訳ありません」くらい言いそうなものですが、「俺のせいじゃないモンね。」という態度なのでますます腹が立ちます・・・。
3時間も空港で待つなら家に帰って不貞寝したいのですが、そんな訳にも行かずマブハイラウンジに移動します。太陽光の入る明るい搭乗ゲート前に比べると、天井は低いし暗いしなんか陰気な感じです。そして満席。でも何とか空いてる席を見つけて、腹いせに無料のジュース、コーヒーを飲み、サンドイッチを食べ、新聞を読んで過ごしたのでした。
さてそろそろ搭乗開始。機材が変更になったようで、ボーディングパスは発券し直されます。12時半発なのに搭乗したらもう12時半は過ぎてます。満席になるまで乗客を乗せているのかなかなか離陸しません。結局、離陸したのは1時半頃でした。セブに着いたらもう3時ちかくです。
エコノミーでは、飲み物とパンのサービスがありましたが、マブハイクラスでは「機内食もでたよ、座席は一番前でファーストクラスみたいで良かったよ。」だそうです。発券のミスと突然のフライト時刻変更のため、午後をプールサイドで優雅に過ごすだったプランが台無しになり、タダでさえ頭に来てるエドの怒りは収まりません。こっちは菓子パン一個だったのに・・・、食べ物の恨みは怖いのです。
フライトの突然の変更はほとんど不可抗力ですが、他の航空会社に比べ機材の整備が悪いのか余裕がないのかPALでは多いようです。フィリピンの国内線はともかく国際線の場合はPAL以外の航空会社を使う方が賢明かも知れないですね。
旅行会社の発券ミスは、受け取るときに自分で良く確認するしかないでしょう。わざわざマカティの某日系旅行会社を使ったのですが、日本のようなサービスレベルは期待できないということがよ〜くわかりました。エドがこの会社を使うことはもうないでしょう。旅行会社の担当者からはマニラに帰る日にテキストが来ただけ。「すみませんでした。帰りの便も満席なので行きと同じようにして下さい。子供分のマブハイクラスとエコノミーの差額は返金します。」差額は数百ペソなので返してもらうのも面倒。頭に来ているエドはそれ以来連絡もしていないのでした。
'05年01月26日(水)
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