エドの友人が昨年バナウェに行った時の話の最終回です。ところでバナウェ方面の旅行にいい時期ですが、つづら折りの山道を通って行くのと、雨では霧で棚田が見渡せなかったりするので、乾期の10〜4月が良いようです。
また、エドの友人はバナウェから、バタッド・ライステラスの近くまでトライシクル(600ペソ=約1320円)で行ったようですが、ジプニーを借りていくこともできるようです。この場合の料金は、昨年7・8月号のフィリピカ(フィリピンに学ぶ会)のニュースレターに掲載されていたバナウェホテルの提示料金では、1350ペソ(約2970円)だそうです。人数が多ければこちらの方がお得ですね。
バナウェ到着の翌日朝7時に、前日予約しておいたトライシクルでバタッドへ。街をぬけると未舗装になり上下に揺れる。8時、Btad Junction着。ここからは道が悪く、トライシクルでは行けないとのこと。ドライバーは14時頃ここに迎えに来ると告げて街へ戻って行った。
Junctionからバタッドの村まで片道9km、徒歩にて約2時間の道のり。ちょうど良いトレッキングコースだ。Junctionから4kmほどは登り坂。周囲は熱帯林で鳥のさえずりが心地よい。峠に見晴台があって良い眺めだ。ここまでは道は悪いが、4WD車なら登ってくることができるようだ。ここからバタッド村へは細い山道を馬か徒歩で下るしかない。
村の入口に茶店があり、寄って休憩する。この店から、すり鉢状に広がる棚田が一望できる。バナウェの棚田とまたひと味違う眺望に大満足。疲れも吹き飛ぶ。谷を下りて棚田のあぜ道を歩く。谷の斜面には高床式住居があり、ブタやニワトリが周りを歩き回っている。ここからさらに45分ほど谷を下ると大きな滝(Tappiya Waterfall)にでる。かなり水量も多く、迫力がある。
ここから帰路の登りがきつい。この登り道で知人のTさんと遭遇。お互いビックリ。帰路、山道の木工小屋でフィリピンの山の神(Tip-Tip)と高床式住居の木彫りを購入。15時30分Junction着。トライシクルでバナウェへ。下校途中の小学生達がトライシクルの後ろにつかまって来る。ドライバーが叱りつけると離れるが、また別の子供がつかまって来る。この攻防が面白かった。
16時30分宿着。Tさんと街で再び出会い、夕食をとる。
17時30分バナウェ発マニラ行きのバス乗車。
翌朝2時30分マニラ着。
HY君旅行記ありがとう。それからちょっと補足しておくとこのバナウェ行きのバスは要予約なのですが、帰りのマニラ行きのバスの切符もバナウェに着いた時点で予約しておいたそうです。それからHY君はバスターミナルからはエドの家までタクシーで帰ってきたのですが、到着時間が深夜というか早朝なので、旅行者の方がこのバスを使うのは正直あまりおすすめできません。バナウェの観光はマニラ在住であれば自分の車、旅行の場合は人数を集めてバスやワゴンをチャーターしていくのがお勧めみたいです。エドもフィリピンにいる間に一度は見に行ってみたいと思ってます。
コルディレラの棚田の旅おしまい
'06年01月11日(水)
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