'05年07月06日(水)

小切手って面倒くさいなぁ

CITIBANKのドル小切手

旅行や短期の出張でフィリピンに来るだけならお金の問題も両替商くらいですみますが、生活していれば口座を開いて銀行を使うことになります。銀行にお金を預けること・引き出して使うこと自体は、日本と同じですが、細かいところで結構違っています。

例えば、これは日本以外の国は大体そうだと思いますがATMで現金を直接預けられないとか、ちょっと額の大きい支払いには小切手を使うとか・・・。額が大きくなくても、メイドさんに支払いに行ってもらう時など、自分で直接支払わない場合、現金だと最悪の場合ネコババされたり、落としたら終わりですよね。でも小切手なら名宛人以外は一応現金化できないので、現金より安全ということもありよく使用されています。

小切手がついてくる口座は、当座預金(Checking Account)。当座預金って、利子がつかないと思っていたのですが、なぜかCITIBANKの当座預金は、ドルの口座もペソの口座もちょっとだけど利子もつくのです。小切手つきの普通預金って感じですね。Cashカードもありますが、提携しているATMではペソが、CITIBANKのATMならペソだけでなくUSドルの現金も引き出せます。

さて小切手ですが、やはり日本人にとってそれは映画の中での世界ってイメージがありますよね?ポケットから小切手帳を取り出してスラスラとサインするって、一見かっこうよさそうです。でも日本人は小切手を使い慣れてない人が多いので、結構面倒なことも。

宴会の幹事で別の日本人から参加費を集めたときに、小切手で支払った人が何人かいました。で、それをエドの銀行の口座に入金しようとしたら、「この小切手はサインが違うからダメ。」と言われたことがあります。サインに慣れてなくって登録したものと違うとか、漢字のサインと英語のサインを使い分けていてうっかり間違えるなど、日本人とサインってどうも相性が良くないのかも?

ちなみにその振出人は同じ銀行に口座のある人なので、店頭で行員がサインを確認したからわかったのです。でもほかの銀行の人の小切手は無事?にエドの口座に入金されてました。こっちのサインが違ってたらどうなるんだろ?

ほかにはこんなことも。エドは、家族より先にフィリピンに来て銀行口座を開設したのですが、家族が来てからそれを奥さんとの共同口座に変えていないのです。というのも、そんなに銀行窓口に行くこともないので面倒でやってないというのが真相です。銀行にお金を引き出しに行くのは使用人の給料日前とか月に数回、しかもATMで済ませてます。電気代や電話代はCITIBANKからオンラインの振込みだし、大きな支払いはクレジットカードか小切手で払うので、普段の生活ではそれほど多額の現金は必要ありません。メイドがウロウロしている家にあまり現金は置きたくないけど、半月分の生活費程度なら鍵のかかる引き出しとかでもまあいいかな。だから銀行窓口に行くのは、海外への送金や現金や小切手での入金がある時だけなので、1ヶ月に一度くらい。エドがいつも会社の昼休みとかに行って済ませてます。

でもこの前エドの奥さん宛の小切手をエドの口座に入れようとしたときに、共同口座でないので結構面倒でした。先にも書いたように小切手は、名宛人以外は使えないのですが、小切手の裏に裏書をすれば他人が使うこともできます。それで一応銀行に入金しに行く前に、「裏にサインしてよ。」って奥さんに頼んで、裏にローマ字でサインしてもらったのを銀行の窓口に持って行きました。

そうしたら窓口の女性に、「これと同じサインをした奥さんの身分証明書を持ってきて。」と言われてその場では入金できませんでした。

家に帰ってから、奥さんに「サインつきの身分証明書貸して。」とお願いしたのですが、小切手裏のサインと身分証明書のサインと比べてみると、全然違うのです。サインになれてないから仕方ないですよね・・・。そこで身分証明書と同じサインをもう一度してもらいました。

これで翌日銀行で無事口座に入金できましたが、サインをチェックしてなかったら、きっともう一度銀行窓口に足を運ぶことになっていたでしょう。あー、面倒くさい、小切手じゃなくて口座振り込みで払って欲しいなぁ。もしかして携帯電話で自分の口座からほとんどすべての金融機関に振り込みできる日本の銀行振込みのシステムって、とってもすごいことなのかも。

'05年07月06日(水)



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