最近は雨季なので毎日雨ばかり。特に先週は台風フロリタ(4号)の影響でずっと雨が降っていました。水・木は、学校も公立の学校が休校になったようです。
エドがマニラに赴任する前に、以前駐在していた人に聞いた話では、大雨が降った時に「地下の車庫に行こうとしたら車が水没していた!」なんて悲劇の体験談を聞いたこともあります。でも最近はあんまりそういう話も聞きません。せいぜい、「雨で通勤できないので休みます」と同僚から連絡がある程度。
先週水曜にもやはりフィリピン人の同僚から雨のため休みますという連絡がありましたが、それで思い出したのが赴任直後に聞いた「アラスカの洪水」。
エドがフィリピンに着たばかりの頃、フィリピン人の同僚が雨の日に休んだのですが、その時にこんなことを言ってました。「エド、昨日はアラスカで洪水(冠水)だったから会社に来れなかったの。」
えっ、アラスカ?アメリカのアラスカの雨と、会社に来れない事とどんな関係あるの?もしかしたら、「風が吹くと桶屋が儲かる」というようなフィリピンの諺なのか、「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」といった最新のカオス理論を表現する言い回しなんでしょうか?
よく聞いたら、もちろん諺でもカオス理論でもありませんでした。サウススーパーハイウェイは、構造的に冠水しやすい箇所があるらしいのですが、その場所の近くにアラスカという名前の乳飲料の会社の工場があるので、「アラスカで洪水(冠水)」と言ったのだそうです。結局ハイウェイが通行不能で、国道に車が殺到。結局何時間もバスに乗っていたけど、動かないので諦めて家に帰ったということなのでした。
そんな「アラスカ」周辺の冠水も、最近始まったハイウェイの改修工事の対象になっているようです。でも改修工事には高速道路のアラバン高架橋の改修も含まれていて、工事が始まればその付近では大渋滞が予想されているみたい。アラバンより南のハイウェイ沿いには工業団地があり、その中の日系企業の工場にマカティやアラバンから通う日本人も多いのです。ラッシュとは逆方向とはいえ工事が始まると通勤時間が余計にかかるようになるかもしれませんね。
'06年07月16日(日)
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