昨日、まにら新聞を読んでいるとリサール公園にあるラプラプ像を解体・取り壊すと書いてありました。
写真がそのラプラプ像を4月頃に撮ったものなのですが、実は昨日新聞を読むまで誰の像だか知りませんでした。リサール公園のリサール像は 当然有名ですが、リサール公園のタフト通り側の方にリサールよりずっと巨大な像があるを見つけたので誰の像なんだろうと少し気にはなっていたのです。ガイドブックにもそんな像があるなんて載っていないので、つい最近できたばかりなのだろうとは思っていました。
そんな新しい像なのに、取り壊されるなんてびっくりです。亀裂が入ったりして倒壊寸前ということですから、安全を考えると壊すしかないの でしょう。もともと真鍮製の本物の製作が遅れたために、写真の合成樹脂製の像が仮設置されたみたいですが、4ヶ月で撤去されるなんて、セブ島でマゼランと戦って破った英雄ラプラプもきっとあの世で嘆いていることでしょう・・・。
ちなみに真鍮製の本物のラプラプ像もすでに完成しているらしいのですが、新たにここに設置されることはないみたいです。観光省がラプラプ像を設置した時にそのために必要な許可を取っていなかったということですが、いかにもフィリピンらしい(?)話です。また像の建立を巡っては前観光長官の上院選出馬も絡んでいるようですが、ラプラプはそんな今のフィリピンをどう思うのでしょう?
'04年6月 6日(日)
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