今日は会社の帰りに、「アヤラ通りとパセオデロハスの交差点で反政府デモをやってるから渋滞してるよ。あっちは行かないほうがいいよ。」と聞いてわざわざ見に行ってみました。もちろん「大使館からのお知らせ」ではそういうのに近づいてはいけないことになってます。良い子の皆さんは真似をしないで下さいね。

エドの感覚的な判断では、まだ火が付くにはほど遠い状態なのです。反政府側に求心力のある人物がいないし、なんだかいろんな疑惑がでても、うやむやに終わりそう・・・。と勝手に思っているので、安心してデモ見物に出かけました。

アロヨ大統領の支持率が落ちているところに、大統領の夫や息子が非合法賭博のあがりを受け取っていた疑惑や、昨年の大統領選での不正疑惑、選管委員との会話の盗聴問題・・・。渦中の大統領の夫はフィリピンを出国するそうで、ハタから見ると国外逃亡か一家の亡命準備をしているようにしか見えませんが、フィリピン国内向けにはアロヨ大統領が大統領としての職務を全うするために家族が離ればなれになる苦渋の決断をした、ということになってるようです。

議会では今夜は朝まで、盗聴テープを再生するかということで盛り上がってるみたいです。でもエドが見た反政府デモはもう終わり頃だったのか、全然盛り上がってません。参加者よりも機動隊の方が多いみたいに見えました。

報道では、反政府デモは７カ所で開かれたみたいです。でもどこか盛り上がったところはあったのかな？デモ隊の脇を会社帰りの人が沢山通りますが、家路を急いでいるのか、はたまた今日は給料日だから飲みに行くのか、足早に通り過ぎます。時折声を上げるデモ隊の人も、日本のメーデーにいやいや動員された組合員程度にしか気合いが入ってません。単に歩いてるだけ・・・。

この調子なら明日の朝起きたら市街戦が始まってるってことはなさそうですね。

'05年06月30日(木)