この前中華街に行ったのは、キアポに行く途中でした。キアポに行くのに中華街を通る必要は全然ないのですが、最近行っていないのでちょっと散歩してみたかったのです。ついでに奥さんから「中華街行ったら中華麺とワンタンを買ってきて!」と頼まれていたから、というのも理由の一つ。でも奥さんから聞いていた「橋を越えたら左に行くとお店がある」なんていう漠然とした情報では、残念ながら中華麺を売っているお店を見つけられませんでした。
中華街を抜けLRTの高架下まで来ると、そこはもうマニラの下町という感じ。そこからキアポ教会までは、お寺の前の参道みたいに屋台が密集しています。この人混みには、キアポ教会に来る信心深い老若男女以外にお買い物客のお財布目当てのスリなども沢山いるところ。ポケットの中身とカバンに注意しながらそこを抜けるとキアポ教会。
この周りにはいろいろな露天商が出ていますが、特に買う気もないので、足早に通り過ぎてしまうお店が大半です。でも、そんな中にエドの足を停めさせたお店がありました。
そのお店が何を売っていたのかといえば「人生」かな?写真の様にボードに貼られているのは紙、と言っても普通の便箋とかではありません。卒業証書などの証明書類を売ってました。
出生証明書は、700ペソ(約1540円)。800ペソだったかもしれません。他にも有名企業のレターヘッドの在職証明書、婚姻証明書などなど、主な証明書類は大体ありました。
こんなのを白昼堂々と展示して売っているのがとっても不思議ですが、一応非合法という意識はあるようです。デジカメを出して「写真を撮らせて。」と頼んだけど断られました。当然ですが、やっぱり正攻法では無理みたい。それで仕方なく(?)、別のお店の前のボードを携帯のカメラでさりげなく撮ってきました…。
'06年06月01日(木)
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