'06年06月30日(金)

ViganとLaoag行ってきました3

ルソン島北部のViganとLaoagに行った話の続きです。ビガンの観光を終えて次に向かったのはビガンから更に北に1〜2時間ほどのところにあるLaoag。日本語だとラワグと書いてある本が多いですが、発音はラオワグと聞こえます。

ここにはツアー参加者の実家があって、お邪魔した日はお母さんの誕生日なのだとか。ということで…皆さんお察しのようにお母さんにお昼をご馳走になりに立ち寄ったのです。

えっ、誕生日の人に、みんながお祝いするんじゃないの?と思われるでしょうが、フィリピンでは誕生日の人は、みんなにお昼などを振舞うことが求めれらるのです。エドが赴任してすぐに、みんなに「誕生日いつ?」と聞かれて誕生日にはみんなからプレゼントをもらえるのかと思って喜んでいましたが、実はみんなカレンダーに印をつけて、エドがみんなにミリエンダなどを振舞うのを楽しみにしているのでした…。

さて一度ラワグの街に入った車は、実家に向かうのでちょっと郊外に向かいます。人口も10万人程度の街なので中心部から5分も走ると田んぼや畑の広がるのどかな風景。未舗装の道を走り、一体どんな家に着くのだろうと心配になった頃、高さ3m以上はある塀に囲まれた広大な敷地のお屋敷に着きました。

フォートイロカンディアのロビー

敷地内の高台にはプールもあるし、ツリーハウスもどきのあるちょっとした公園のような一角もあるし、ヤギなどの家畜の飼われている一角もあります。高台にある家のテラスにはレチョンなどのご馳走が並んでいて、ちょっとビックリ。エドはそのツアー参加者とは初対面だし、全然素性を知らなかったのですが、どうも実家は地方の名士みたい。親戚がマルコスの同級生だったから知事に任命されたんだ…なんて話もしてました。そう、ここイロコス・ノルテ州はマルコス大統領の出身地なのです。

知り合いが次々にお祝いに訪れているので、ラフな格好で車中泊の疲れの見えるエドたち一行は、邪魔にならないよう広い庭の片隅でお昼ご飯とケーキを食べました。木陰とはいえ暑い…。お祝いの人たちが帰った後で順番にシャワーを借りて、次の目的地フォートイロカンディアに向かいました。


フォートイロカンディアのプール

フォート・イロカンディアは、ラワグの町外れにある大きなリゾートホテル。もともとマルコスの娘の結婚式の招待客用に建てられてたものだそうです。そして、現在はバギオ以北では唯一の国際級ホテルなんだとか。ホテル内は中国語だらけ。ラワグの空港は一応国際空港で台湾や中国からの便があるのだそうですが、その中国人のお客さんはほとんどここへ泊まるのでしょう。マニラから約500kmも北のフィリピン最北端といった感じのラワグですが、台湾から見れば一番近くの南のリゾートなのかもしれません。

フォートイロカンディアの中庭

さて前日車中泊だったから、ここに泊まって美味しい中華でも食べたいところですが、一番安いスタンダードツインに1泊するだけで、週末だと4050ペソ(約8800円)とエドの今回の旅行費用3000ペソ(約6600円)を超える値段。それで、ここではお土産物屋を覗いたり記念撮影をしただけ。

そろそろ夕方。夕食を取りにフォートイロカンディアの敷地の外側にあるビーチ沿いの海の家に行きました。敷地内とは比べ物にならない庶民的な海の家みたいな小屋。ここにもフィリピンのリゾートにつきもののお約束のカラオケの機械が置いてありました。サンミゲルビールを飲みながら、1曲5ペソのビデオケ(カラオケ)を楽しみ、イカの焼いたのとか、キニラウ(刺身のマリネピリ辛風)でご飯を食べました。お昼が遅かったから、あんまりお腹が空いてないよ〜。キニラウは美味しいんだけど、でもやっぱりフォートイロカンディアの中華料理も食べてみたかったな…。中国人のお客が多いからレベル高いらしいので…。

続く

'06年06月30日(金)



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