「マニラには日本みたいな家電量販店がない。」なんて、以前「一時帰国の際に行くお店は?」でも書きましたが、日本のヤマダやコジマみたいに安くて品揃えが多いというものは望めないけど、家電を売ってるお店は一応あります。
マカティだとSM(シューマート)やランドマークの家電売り場が、まあまあ大きくて無難でしょうか。でもショッピングモールの中だと、買ってから品物を車に運ぶのも面倒。大きいものならもちろん店員が車まで運んでくれますが、建物が大きいから駐車場に持って行ってもらうのも大変です。
その点、グロリエッタに隣接する立体駐車場、パークスクエア裏、パサイロード沿いのANSON's なら、お店のすぐ前が駐車場なので買ってすぐ持ち帰りたい場合に便利。せっかちなエドにぴったりです。
お店の入り口は、パサイロード側ではなく、パークスクエア側です。店内は2階建てで、1階がTVなどのAV関連、2階が白物家電売り場になってます。
ビデオカメラやデジカメ類はショーケースの中に入れてあるものが多く、なかなか見比べるのも大変。それに、ついつい日本の値段と比較して高いと感じてしまうので結局ここでは買わないのです。
それではエドが何を買いにANSON'sに来たのかというと、お家の2台目TV。大画面のリアプロジェクター・液晶TV、それに普通のTVが並ぶ売り場には、日本メーカーやフィリップス、サムソンなどに加えTCLなどの中国メーカー製品も。値段の付け方を見ると、日本メーカー、フィリップス、サムソンあたりまでが同じような値段帯で、中国メーカーのは少し安めという感じ。日本では、韓国メーカーはあまり高いブランドイメージを持たれていないような気がしますが、ここではサムソンは携帯で先進性を打ち出す戦略が功を奏してか、SONYやPANASONICと同じような、あるいはもっと高いブランドイメージを持たれてる感じです。
色々見比べてエドが買った日本メーカーの小さなテレビはタイ製でした。テレビも一度店内でコンセントを入れちゃんと使えるか確認してからまた箱に入れてくれます。タイ製だけど、日本メーカの製品だから大丈夫とは思うけど・・・。でもここでは電気製品とか電球とかを買う前には、お店でテストしてから買うのが普通なのです。
そんなこんなでテレビを買うだけでも結構時間がかかるのです。使えるかのテストが終わって、お金を払うとレシートと複写式の伝票を渡されます。次に伝票を入り口脇の品物引き取りコーナーで渡して商品を受け取り。そこから車まで商品は店員が運んでくれますが、出口で警備員がレシートと品物を再度チェック。それぞれの箇所が空いてれば良いのですが、混んでいるとそれぞれで並んだりするので、とっても時間がかかります。
どこの家電売り場でも、大体同じような方法をとっているので、これがこの国で家電製品を販売する場合の標準的な手順のようです。人件費の安い国ならではの、複数の従業員を関与させる過剰なチェック体勢ですが、その実、とっても形式的なチェックに見えます。こんなんでホントに万引きや従業員の不正の防止に効果があるのかな。
'05年03月27日(日)
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