エドが子供の頃初めて行った外国は「アメリカ」でした。その「アメリカ」へはバスで行ったのですが、エアベースのゲートの中に広がる空間は子供にとってはアメリカそのもの。出会う人の肌の色が違い、違う言葉を喋っていて、缶ジュースの種類も見慣れたものとは全然違うのです。
以前読者の方がフィリピンに来た印象をメールして下さいましたが、フィリピンは「沖縄に似ている」と感じられたそうです。実際飛行機で2時間ちょっとと距離も近い沖縄とフィリピンですが、両方とも南国だし、フィリピンの沖縄もアメリカの支配下にあった歴史があるので、そのような印象を持たれたのかも知れません。
でも沖縄と違って90年代にフィリピンからは米軍が撤退したので、現在米軍基地はありません。このゲートの向こうに広がるのは、米軍基地ではなくクラーク特別経済区。スービックの海軍基地の跡地も特別経済区として開発されてます。でもどちらもあまり開発が成功しているとは言えないような・・・。
でも最近の報道では沖縄の米海兵隊のうち何千人かが、演習・訓練という形で実質的にフィリピンに移転してくるらしいのです。その演習が行われる対テロ戦訓練センターの建設候補地には、このクラーク特別経済区も入ってるらしいです。
外国軍隊の駐留については、いろいろな意見があるかもしれません。でも、あんまりお客が入ってない免税店を特別経済区に作るよりは、沖縄の米軍受け入れの見返りに日本からの経済援助なども期待できるからフィリピンにはいいのかなあ?
'05年05月03日(火)
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