一応違法らしいけど、ちょっと怪しげなショッピングモールに行くとどこでも平然と売られているのが海賊版のDVDやゲームソフト。この写真はマカティのリトル東京向かいのマカティシネマスクエアです。どこでもちゃんとしたお店というよりは、通路などにガラスのショーケースを並べたような販売コーナーで売ってます。

違法なのに、みんなどこで買えるか知ってるし、たまに取り締まりはあるらしいものの、すぐにお店も戻って来てイタチごっこ。なぜもっと厳しく取り締まらないんだろう？というのは前からの疑問でした。

最近ひょんなことで、海賊版対策に関わってる人の話を聞く機会がありました。彼らのクライアントは主に著作権にうるさい欧米企業のようで、彼らのターゲットは、輸入元・製造元・倉庫など。小さい上に沢山ある小売商は見逃して泳がせてるみたいです。

捜査方法は、その小売商に雇われた仲間に仕入れ先などを探らせ、卸元の倉庫などを突き止め、NBI（国家捜査局）を動員して手入れ・・・って感じのようです。場合によっては、相手も武装しているのでSWATチームも同行しての手入れだそうです。

彼らは警察ではなく、民間人なので最後に警察に情報を提供し、手入れを行わないとなりませんが、「地元の警察は絶対ダメ。手入れの情報が漏れるから・・・。NBIは我々が随分払ってるから大丈夫。」NBIが地元の警察より信用できるっていうのが、NBIにお金を払ってるからっていう理由がとってもフィリピンぽいですね。

今度飲みに行こうって誘われたけど、こんな人と飲んでたら銃撃戦に巻き込まれるんじゃない？小心者のエドはどうしようか思案中なのでした・・・。

'05年05月15日(日)