ボーダフォンのV802SEを日本で買ってきてもらい、キアポでSIMアンロックして使いはじめて、そろそろ1ヶ月。カメラの画質は画素数の少し少ないNokia7610より悪いような気がしてかなり不満があるのですが、MP3も聞けるしガマンガマン。それでも最新型携帯電話に目のない人からは「どこでそれ買えるの?」など聞かれたりして、ちょっとだけ優越感!?

V802SEはZ800iとして香港あたりではすでに発売されたようなので、マニラでもそのうち販売されるのでしょうが、まだ今のところこの国では買えないのです。

使うといっても、通話とテキストと呼ばれる携帯電話の番号宛に送るショートメッセージサービス、それに携帯音楽プレーヤー代わりに使うだけ、それにたまに写真撮影。なぜか日本のYahooモバイルとかは文字化けして見れないし、WAPというこちらの携帯電話用のwebページもさして面白いところがない(知らないだけ?)のでぜんぜんGPRS接続(データ用の通信方法)も使ってないし、携帯からemailもできません。・・・。

一応javaで動くメールソフトを使えばプロバイダーのメールの送受信ができるみたいなので試してはいるのですが、GlobeでもSmartでも、プリペイドの携帯のWAP用のGPRS接続では使えませんでした。ポストペイドの契約をすればインターネット接続用のGPRS接続が使えるようなので、多分大丈夫だと思うのですが・・・。いまさらポストペイドの契約をするのも面倒なので、今度フィリピン第3の携帯電話Sunのプリペイドカードでテストする予定です。これなら使えるかな?

さて携帯電話の使い方はいろいろありますが、フィリピンではなんと言ってもTEXT、通話より圧倒的に多く使われてます。日本では、携帯メールとインターネットのメールはシームレスにやり取りできますよね。でもフィリピンではテキストは携帯電話同士、Eメールはコンピュータ同士と棲み分け(?)がなされていてシームレスにやり取りできない環境なのです。もちろんPOP3やIMAP対応の携帯を使えばある携帯でもメールが使えますが、メールが自動的に電話まで配信されないのでちょっと不便かな。大体PCが日本のように普及しているわけではないので、ビジネスでの必要性を除けばインターネットメールをいつでもどこでも使う必要がないのかも。

さてプリペイドカードで料金を入金すると、Globeの場合500ペソ(約千円)の入金で、おまけに85回分の無料テキストメッセージがついてきます。この金額でフィリピン国内の電話や携帯には1時間以上電話できるし、国際電話はなるべくSkypeでかけるようにしているので、エドは月に1〜2枚プリペイドカードを使う程度。それにほとんど通話で使うので、いつまで経っても無料テキストの残高が減りません(笑)。この前チェックしたら、通話料の残高は100ペソ(約200円)もなかったのでそろそろロード(入金)しないとと思ったのですが、無料テキストの残高は400回分くらいありました。

「なんとか無料分を使わないと勿体ない。」根が貧乏人のエドは、無料テキスト利用促進キャンペーンを一人で始めました。だいたいテキストを使わず、通話するのは携帯でメッセージを打つのが面倒だからなので、ドライバーを呼んだりする時のために、「すぐ玄関に来て」とかの定型文を利用することにしました。それから、会社で携帯をピコピコしてるとどうしても仕事してないように見えるし、日本語のメッセージも英語のメッセージも手早く入力できるよう、この マイクロソフトのSMS Sender というフリーソフトを使うことにしました。このソフトを使うと、WindowsXPをインストールしたPCからBluethoothなどで接続している携帯を使ってSMSをほかの携帯に送れるのです。ユニコードにも対応しているので、送信先の携帯が日本語を表示できる機種なら日本語でもOK。これを使うと携帯に送信履歴が残らないのが不便ですが、160字までの英文メッセージも約70字までの日本語メッセージも、PCですばやく書いて送れるます。それになんといっても、私用のテキストを送っても、まるで熱心に仕事してるように見えるのがとっても便利(笑)。

このソフトに限らず、PCから接続したGSM携帯を利用して他の携帯にSMSを送るというソフトは他にもあるようです。中にはメールソフトと連携して着信メールの振り分けと組み合わせSMSへの転送できるソフトもあるようです。そんなソフトと自宅のインターネットに常時接続したPCを使って、SMS送信用に使う専用の携帯が用意できれば、日本の携帯メールのように、メールが着信すると携帯までメールが届くという環境も実現できるかも？時間とお金があれば、そのうちこれも実験してみようかな。

'05年05月18日(水)