'04年11月 17日(水)

ガソリンの価格

NYの原油はバレル45ドルまで下がったようで、一時よりは安くなりました。でもまだまだ高め。日本よりも産油国でない発展 途上国は影響が深刻です。フィリピンも石油が取れる訳ではないし、原発は1基あ るけど作られてから幸い(?)一度も稼働していないので、化石燃料への依存度は日 本より高いかも?ちなみに原発は技術的な問題で、稼働できないらしいです。良か った、良かった、そんな技術力で原発なんか運転されたら怖いです。そうでなくて も火力発電所が新人民軍に襲われる国なんだし・・・。

街角のガソリンスタンドの価格は、ご覧の通り。軽油が1リットル23.5ペソ(約47円 )、ただの無鉛ガソリンが28.39ペソ(約57円)、少しだけハイオクが28.95ペソ(約58円)、一応この国ではハイオクが29.65ペソ(約59円)。ハイオクと言っても日本のそれよりもオクタン価が低いのか普通のガソリンとの違いが良くわかりません。

ガソリン代と言うより税金を払っているような日本のガソリンよりは全然安いので 、駐在員にとってはあまり気にならない値段ですが、フィリピンの庶民にとっては とっても高いです。もちろん庶民は、車なんて持ってませんが、それでも直接にはジプニー代の値上げや、タクシー代の値上げなどを通じて、だんだん生活に響いてきます。

もちろん交通機関だけでなく、物価全体が原油価格の高騰と1ドル56ペソ前後の ペソ安が続いているので上がっていきます。デフレの日本にいると、旬のある食べ 物などを除くと物の値段は消費税増税とかでないとあまり上がらないか、かえって 下がったりとかですが、ここマニラではレストランで食べたものの値段が先月と違 うなんてしょっちゅうです。5月に食べたときは95ペソだった吉牛の大盛りが1 05ペソ(約210円)になってました。

我が家のドライバーもメイドもインフレで生活が苦しいようなので、年一度1月の定期昇給を待たずに少しお給料を 増やした方がいいかインフレ統計を見ながら思案中です。

'04年11月 17日(水)



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