'05年11月08日(火)

道路沿いの広告

バスやジプニーの真っ黒な排気ガスで道路にはいつも靄が立ちこめ、補修が追いつかないからマニラの道は穴だらけ。車が走れば路面のために体は上下にも揺さぶられ、けたたましいクラクションと相まっておちおち寝てもいられません。

そんな訳で、日本に帰った時に成田に迎えに来てくれた友達の車に乗って、ちょっと感動していまいました。だって車が上下動なしに滑るように動き出したから!?それに目的地を告げればルートを自動的に設定してくれるカーナビとかを見ると「日本は今21世紀なんだ」とも実感できます。「何をそんな大げさな」と思われるでしょうが、フィリピンのように控えめに言ってテクノロジー的にやっと20世紀、社会体制は今でも植民地時代の18・19世紀とさして変わらない、田舎に行けば大規模な荘園(農園)があって領主様(農園の社長)が私兵(警備員?)まで抱えているという国から来ると、なんだかそんな感じがするのです。

カーナビと言えば、フィリピンではこれまで見たことがありません。もしかしたらエドが知らないだけで売り出されているのかも知れません。でも多分あっても売れないだろうなあ。理由は、地図が読めない人が多いから?高いから?交通規制が頻繁に変わるから地図データの更新が大変?どうせいつも渋滞してるから交通情報はいらない?と言ったところでしょうか。思いつくままに書いても、ここでカーナビが売れそうにない理由はこんなに沢山。

便利なカーナビも運転しながら見てると事故の元ですよね。それで車載テレビなどは一応運転中は見れないように規制されていますよね。フィリピンではバスなどを除き車載テレビもほとんど見ませんが、同じように事故の元になりそうなものがありました。それはこの写真のエドサ通り沿いの広告用の大きなスクリーン。後ろの別の広告のお姉さんを隠すように設置された大スクリーンは夕暮れ時だと明るくて眩しいくらい。写真も周りが暗いのに画面が明るすぎなので、画面がうまく撮れていません。

この屋外大画面スクリーンは韓国製なのかエドが見ていた時は韓国系の会社などのCMがずっと流れていました。確かにもともと大通り沿いは大きな広告塔が林立してました。特にこのスクリーンが設置されたパシグ川の橋を渡るグアダルーペ近辺には特に多かったです。でもこれは単なる広告と違って眩しい位だし余計に運転中に気を取られるので危ないと思うのですが…。どうせ渋滞していてスピードも出てないから大丈夫ってことなんでしょうか?

'05年11月08日(火)



マニラ絵日記TOP この日記の先頭