読者のKaz様からご投稿頂いた赴任直後のエピソードです。Kaz様ありがとうございました。さて日本では正規のナンバープレートのついてない車って公道上では見ませんが、エドがマニラに来た2年前には、お手製の「Lost Plate」とか「TOYOTA MAKATI」とか「For Registration」とかどう見ても勝手につくったナンバープレートをつけた車が沢山走ってました。これは車を買っても、車の登録やナンバープレートの交付などに、1時間とかではなく1週間とかの単位で時間がかかるので、仕方なくナンバーなしで走ったりしている車が多かったからみたいです。さすがに最近取り締まりが強化したようで、ナンバーなしとか勝手なディーラーのプレートとかのままずっと走ってる車は少なくなりました。
それでもこの国のお役所仕事って本当に非効率を絵に描いたような所もありますから、赴任後に車を購入するとこういう事もあるかも知れませんね。賄賂を当然のように要求してくる警官とかもまだまだ多いので、読者の皆様もKaz様の体験は参考になるのではないでしょうか。
個人タクシーは私も着任早々も見かけました。多分OSMENA 道路をマカティに向かっていた時だと思います。車種までは観察していませんが、まだ着任早々の出来事だったのでこれからもちょうちんタクシーや懐かしい屋根灯にあえるのだなァーと気楽に考えていたところです。
会社支給の足はトヨタのAltisですが、新車を用意してもらえたのはいいとして、乗り始めから9日間はショールームで見掛ける車名のみが表示された飾り用のプレートをつけていました。一週間を過ぎてからはそろそろマカティを走るのが妙に後ろめたくなっていて、とうとう9日目にレガスピのRada通りで警官の網に掛かってしまいました。
普段はおとなしいドライバーの必死な言い訳も効果なく、それでも罰金1000ペソのところをスナック代としての100ペソで結審という事になりました。
それでも正規プレート装着が遅れた主犯は車ディーラーだということでドライバーと私はその場から一目散に会社に向かいました。当時二人共携帯がなく(私はNOKIA6680が品切れ、ドライバーは自分の物を生活費の足しにと手離した直後で会社からの支給待ち)音信不通状態でOSMENAを走り会社に到着したところ、待ちに待っていた登録プレートがディーラーのセールスマンの手に握られていたのです。
その直後警官のスナック代100ペソをセールスマンから回収したのは言うまでもありません。
'05年11月16日(水) Kaz
マニラ絵日記
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