冷凍みかんなら食べたことありますが、冷凍の柿なんて食べたことありませんよね。なぜこんなものがエドの家にあるのかというと…。
エドは会社で同僚にアメリカからのお土産で柿をもらいました。へぇ、柿ってアメリカにもあるんですね。色も濃く熟していて美味しそう。フィリピンでは一部の日本食品店を除き多分売っていない柿は、なかなか食べる機会がありません。日本の柿と味は違うのかな?家へ大事に持って帰りました。
エドはまたちょっと出かける用事があったし、奥さんも出かけていたので、台所にいたメイドに「これを冷蔵庫に入れておいて。夕食の時に食べるように出して。」と渡したのですが、奥さんが帰ると柿は冷凍庫でコチコチに凍っていたそうです。
なんで夕食の時に食べる果物をなんでわざわざ冷凍にするの?常識ないのかよ…。そういえば前にみそ汁作ってもらったら、具がキュウリだったこともあったな…。
でも、みそ汁の具がキュウリなのはみそ汁なんて飲んだことのないフィリピン人のメイドに「何でもいいからみそ汁つくって」と頼む方が悪いのです。それ以来、みそ汁にトマトが入れられたりする最悪の事態を防ぐため(?)に具については奥さんが指示するようにしているみたい。
でもすぐ食べる果物を冷凍は普通しないよな。それともこの国ではこれが普通なの?多分聞き間違えたのか、英語があまり出来ないので冷蔵庫と冷凍庫の違いが分ってないのかもしれないけど、そのあとで自分の常識で判断して行動ほしいと思うのは期待値が高すぎるんでしょうね。
この前知り合いに「メイドさんがいていいですね。」なんて言われたことがありましたが、いるとかえってストレスの元になることもあるのです。
普段は、奥さんがメイドさんやコンドミニアムの事務所などのフィリピン人の仕事ぶりが、いかに日本人の常識や標準期待値に達していないかで愚痴をこぼすのを、エドは会社で毎日体験していて免疫になったつもりで適当に聞き流してました。でも、ちょっとこれは許せないよな。貴重な柿なのに…。
'05年11月24日(木)
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