今はラマダン(断食月)。イスラム教徒にとっては、大切な期間ですね。ほとんどがカトリックでイスラム教徒はそれほど多くないマニラで暮らしていても、たまにそんなことを意識することがあります。写真のようなイスラム教徒用の礼拝所を見かけた時とか、ラマダン明けの休日の話題が出た時とか。

この前、今月末から来月にかけての予定を話し合ってる時にその話が出ました。フィリピン人の知り合いは「たぶん去年と同じように、ラマダン明けの11/4も休日になるんじゃないかな。」なんて考えていたようです。彼の予想では、この週は火曜日が万聖節(11/1)の祝日で前日の月曜も金曜の４日もラマダン明けの休日になり、まあ事実上の連休みたいなものだろうとのことでした。

去年も 日記 に書いたように、ラマダン明けのイスラム教徒の祝日は確かもともとフィリピンの祝日ではなかったのに、アロヨ大統領の人気取りの一環なのか昨年は突然休日になりました。この直前に大統領令で突然決まる休日は、企業関係者にはとっても評判が悪いので今年の後半はやらないと聞いていました。でもあまり状況は変わっていません。それでエドの知り合いは、10月の終わりから11月初めの週を連休にするつもりで予定を立てていたのですが、その願いがアラーの神に通じたのでしょう。やっぱり万聖節前日の10/31やラマダン明けの11月４日も大統領令で休日になりました。

そういえば、エドの職場にいるあるフィリピン人女性はイスラム教徒なのだそうです。ベールをまとってるわけでもないし全然知りませんでした。大体、名前がマリアなのにイスラム教徒だなんて思わないですよね？さすがに宗教関係の話は本人には聞きにくいので他の同僚に聞いてみたら、彼女はもともとはカソリックだったけど結婚相手がイスラム教徒だから改宗したのだそうです。愛は宗教を超えるのですね。

でも待てよ、なんか変だぞ。ベールくらいはしなくても良いのかもしれませんが、イスラム教徒の女性って人前で水着で泳いでいいの？去年会社の遠足に行った時、確か彼女はリゾートのプールで子供達と泳いでいたけどな???エドはイスラムの教義は良く知りませんが、フィリピンは中東のイスラム教徒ほど戒律が厳しくないってことなんでしょうか。

'05年10月22日(土)