台風から一夜明けた金曜日、会社に出勤する社員もまばら。出勤したくても道路が通れなかったり、家が被害を受けたり、会社どころでない人も多いようです。
木曜日と金曜日は、電話や携帯が不通で連絡とれない地域も多かったですが、まだかかりにくいことがあるものの携帯電話はだいぶ復旧してきたようです。ただ、電気や水道はまだ復旧していないところも多いようで、ビレッジ住まいの人がホテルに避難しようとしても、ホテルも満室。
エドの住んでいるコンドミニアムは、停電もほんの短期間だったし、ほとんど被害がないので普段通りの生活です。買い物に行った時に、品物が入荷してこないのに皆が買い物に来るためか、品切れの物が多かったり、混んでいたりと少し不便な程度。モール内は停電中 のエリアの人が涼みに、食事に、暇つぶしにくるのか、いつもより混んでいます。レストランなど普段空いているところも並んでいたり…。
エドが少し見た限りでは、土曜日の夜はマカティの市内は明かりも戻ってきたところが多いようですが、パシグ川の向こうは暗闇だったり、だいぶ地域により差があるみたい。
マカティの中でも、通りを一本はさんで明るかったりまだ停電だったり、文字通り明暗が分かれています。
マニラ首都圏の停電の復旧率は30日午後6時で70%。復旧活動には工兵隊もでているものの、この機会(?)に電線を盗む人が多く、復旧活動の妨げになっているなんてところがフィリピンらしいですね。
まにら新聞によれば、この台風の被害は死者100人以上、家屋の倒壊約9200戸・半壊約3900戸だそうですが、行方不明者なども多いことから、死者はまだまだ増える可能性もあります。マニラ首都圏の死者数は8人だそうですが、広告塔・倒木の下敷きなどがうち5人と最も多いようです。
エドは台風被害を示すような写真を撮りに行く暇がない(?)ので、巨大看板が道路をふさいでるシーンや電柱がなぎ倒されたり、トラックがゴロゴロ横転しているシーンを期待していた方々ごめんなさい。街路樹やピンぼけですが公園の木が倒れてる写真でご勘弁ください。
'06年10月01日(日)
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