フィリピンでは、銃で武装することで身を守るという考え方は、広く受け入れられているようです。ジャーナリスト殺害事件が続いたりすると、ジャーナリストにまで銃の携帯許可がでて武装できたりとか、ジャーナリストが射撃訓練を受けたりとか…。やっぱりペンより剣が強いのかな?
エドの知り合いも拳銃を持っている人が何人もいますが、普段拳銃を携帯している人はまれ。普通は自宅の護身用という扱いで、所持許可を申請する人が多いので、拳銃を持っていても外出時には持っていません。携帯できる許可証は高いのだとか。
さて警察学校でエドは何を勉強したんでしょう。講師は現職の警察官。講義内容は…。
「9mmと45口径の違いだけど、9mmだと撃った相手はそのまま前に進んでくるけど、45口径なら確実に停められるよ。だから実戦にはこちらのほうがいい。」これは麻薬中毒患者がナイフを持って向かって来るシーンか何かを想定してるのかな?
「この拳銃はオーストリア製のグッロク21、45口径、マガジンには13発装てんできる。警察の支給品の拳銃は中国製だからこっちを買ったんだ。自腹だよ。」
「警察官の射撃訓練ってどのくらいあるの?」
「自分は現場の仕事じゃないから、年2回くらいかな。自腹だし…。」
警官の持ってる拳銃も自腹なら、射撃訓練の弾代も自腹?ホント?それじゃ拳銃を携帯しているガードマンたちはどの程度訓練を受けてるんだろう?
「エド、最初はココから。25mも離れて撃つのは教官くらいだよ。それに実際の銃撃戦の距離は10〜15m程度なんだよ。だから我々もこのくらいの距離で練習してるんだ。」
続く
'06年10月11日(水)
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