日本でも水道の水を直接飲む人は減っていますよね。少なくとも東京の周りではそ ういう家庭が多かったです。浄水器をつけたり、ペットボトルで買ってきたり。
飲む水を買ってきたりするところはマニラも一緒です。写真が5ガロンのボトルで 配達してもらって50ペソ(約100円)。ミネラルウォーターっぽいですが、ミ ネラルを添加した水というのがこの業者の売りみたいです。量は1ガロンが4リッ トル弱で5ガロンで19リットル弱になります。余談ですが、マニラというよりフ ィリピンでは、公式な計量はともかく日常生活ではアメリカ流のヤードポンド法が 幅をきかせていて、身長体重は大体「何フィート?」とか「何ポンド?」って聞か れます。車のスピードメーターはKmで表示してあるし、ガソリンスタンドではリッ トル単位なのに・・・。早く日常生活で使う単位も国際単位系に統一して欲しいも のです。
さて、お水の話ですが、水道の水は決して口に入れず、買ってくる水でしか歯も磨 かないという在住日本人もいますが、一応マカティ市内の水道水は安全らしいです 。ただマカティではありませんが、水道水に汚水が混入してコレラが蔓延したこと もあるし、一般的に水道管やコンドミニアム内の配管等のメンテはあまり良くなさ そうなので、絶対大丈夫とも言えないですね。日本みたいに、ただ水道の水がまず いから買ってきた水を使うというのとは違うのです。
それなら、こういう水はどこから運ばれてくるのでしょう。スーパーで売っている ペットボトル入りの水ならもしかしたらどこかの泉から持ってきてるかもしれませ んが、5ガロン入りの水は間違ってもタガイタイの石清水とかではありません。エ ドの聞いた話では、このようなボトル入り飲料水の原料は水道水。水道水を浄水器 に通し、ボトルに詰めて販売するんだそうです。これこそ本当の水商売ですね。
しかも、知人の同僚に実家がこのような水商売(失礼!)を営んでいるフィリピン 人いるらしいのですが、浄水器のフィルターは高いので交換期限を過ぎても使い続 けることもあるらしいのです。もちろん業者も大中小色々あるのでそんないい加減 なところばかりではないと思いますが、小さな業者なら十分あり得そうな話です。
'04年9月 13日(月)
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