このいかにも怪しげなWindows2000。そうなんです、これはグロリエッタの中にあ るお店で撮影用に買った海賊版です。商品が商品なので、店頭 では撮影させてくれないので仕方なく買いました。

ここフィリピンは、海賊版天国といってもいいような状況で、コンピューターソフ トに限らず、PS２のソフトや映画のDVD、VCD（ビデオCD)など、屋台のようなとこ ろや、ショッピンングモールの中のお店で沢山売ってます。勿論ちゃんとしたレコ ード店（ってレコードは置いてないですが）もあるし、そこそこお客さんも入って いるから、この国で売られているDVDやCDのすべてが海賊版という訳ではないです が、海賊版比率は非常に高め。

特にこの国の所得に対して高額な商品となってしまうコンピューターソフトは、大 きな会社以外の利用者以外はほとんど海賊版で済ませているのではないでしょうか 。フィリピンのような一応英語圏の国ではローカライズした廉価版のソフトを発売 する訳にも行かないでしょうから、ソフト会社も大変でしょう。

最近、アジア向けに販売されるLinux搭載パソコンはあとから海賊版windowsがイン ストールされて使われる、というニュースを読んだのですが、十分あり得る話です 。

ちなみに気になるお値段は、１２０ペソ（約２４０円）でした。この値段は、値切 ってない言い値なのでもっと安くなるかもしれません。しかも、もともと写真が 撮りたいだけで、買う気が全然なかったので断るつもりで「インストール方法がわ からないんだけど」って言うと、「テクニカルサポート付きだから大丈夫。」と、 電話番号を書いた紙まで渡してくれました。何でもこの番号にかけると、マイクロ ソフトではなく、マイクという人がインストール方法を教えてくれるそうです。電 話によるテクニカルサポート付きでこのお値段では正規版の需要がない訳です・・ ・。

ちなみにXPや９８など他のOSや、アプリケーションソフトも山のようにありました 。ただし、すべて英語版です。

最後に言うまでもないことですが、海賊版を使うのはたとえフィリピンであっても 違法行為（多分）です。買っても写真を撮るだけにしましょう！？

'04年9月 9日（木）